興徳寺の情報交流

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興徳寺の情報交流-住職のひとりごと

第92号(復刊第17号)平成23年お盆

 遠い東北の地で発生した大地震が、日本中に大きな影響を与えています。
「今、自分に何ができるか?」が、問われています。

 いつも、この『興徳寺便り』に写真を寄せてくれる、私の小・中学校時代の同級生、ミキオちゃんこと、高瀬幹雄君と今までに4回、東北に行ってきました。
被災地で今必要とされている物を届け、ボランティアとして働き、多くの方が亡くなった場所に逝いて、お経をあげさせていただきます。
自分たちがやっていることは、まるでアリンコのようなものですが、誰のためでもない、それが自分自身のため、であることを、行くたびに実感します。
誰かが喜んでくれる、その誰かから直接御礼を言われることはなくとも、それは、自分の心に喜びを与えてくれます。
他人の役にたっている、ということが、生きている喜び、だと改めて思います。

 

宮沢賢治の「雨ニモマケズ」
私がもっとも好きな詩で、一度はこの「興徳寺便り」でも取り上げてみたいと思いつつ、その真意を伝えるには、私のレベルが至らない、とためらっていました。
素朴で、親しみやすい言葉の底に沈む、深い宗教的な意味合いを、これからも謙虚に学んでゆきたいと思います。

『欲はなく 決して怒らず、いつも静かに笑っている。・・・
皆にデクノボーと呼ばれ、
ほめられもせず、苦にもされず、
そういう者に 私はなりたい。
南無妙法蓮華経』

最後のこの一節で、この詩は誓いとなりました。
そういう者にはなかなかなれませんが、私にとっての永遠の理想です。

報告
義援金、興徳寺より30万円、興徳寺護持会の役員さんの同意を得て、護持会費より20万円、計50万円を3月23日 日蓮宗宗務院を通して被災地に送りました。

お知らせ
お盆の「棚経」、予定日に、仏間にクーラーを入れて待っていてくださるお家があります。とってもありがたいことですが、電気代がもったいないので、今回からは、無用に願います。
坊さんの着物は、皆さんが思うほど 暑くないのです。ホントかな?

今回のイラストは、山梨県南部町・藤本靖子さんでした。