突然ですが・・・
母・芳枝が亡くなりました。
5/28 いつもと変わらぬ1日でした。 土曜日で私は講演を頼まれて出かけ、午後から法事、夜は「森づくりの会」の総会等、接する時間は少なかったけれども、それでもムカシのことを話して笑ったり、歌も唄ったり・・・
夜10時、トイレに行きたいというので介助して、ベッドに戻ったら呼吸が荒い、手足が冷たい・・・
熱を測ると36度、血圧が100,ちょっと低いけどこんなこともあったな~と思いながら、冷たい手を布団の中に入れるのだけどなぜか外に出してしまう・・・
それなら僕の体で温めてやろうと母のベッドに潜り込み、手を握りながら添寝、少し落ち着いてきたな~ と感じながらいつしか夢の中・・・
目が覚めたのは1時、一瞬母のことも忘れていて自分のフトンに行きかけて、ふと母を見たら・・・死んじゃってる・・・
ドラマなどで「お母ちゃん、目を覚まして~ッ!」などと絶叫するシーンを見ますが、そんな風にはなりませんでした。
「死んじゃってる・・・」人はこんな風に逝くのだ、とだけ思いました。
82才で認知症、要介護2と認定されましたが、同レベルを保って足掛け14年。
辛かったこと、いやなことはすべて忘れ(次男の事故死も忘れ)残った感情はありがとう、嬉しい、楽しい、おいしい・・・
怒り、妬み等のマイナス感情は一切なく、欲もなく、不安もなく、ただ笑顔と感謝のみで1日1日を生きました。
亡くなった日の朝の会話です。
日課の墓参から戻って「お母ちゃん、オヤジがね、『芳枝には本当に感謝してるって言ってくれ』なんて言うから、今さら言っても遅い、って言っときましたよ」と言ったら、嬉しそうに笑いながら「でも言われないより、言ってもらって嬉しいね~」なんて・・・
(遺影を選んでいます)
(これにしようかと思います)
不思議なことに、あの呼吸が荒かった時、救急車を呼ぶという発想すらなかった、もしかしたら別の展開になっていたかもしれないのに・・・
不思議なことに、いまだ涙の1滴もこぼれない・・・
(通夜は6月2日17時、葬儀は3日10時、興徳寺にて)
2 件の投稿
今や多くの人は病院で終焉を迎えます。そんな中で身内を送る術のお手本を示されたようにうかがいました。このウエブサイトで、芳枝さんを通して多くのことを学ばさせていただきました。
刀自の霊山往詣無事を祈念申し上げます。
南無妙法蓮華経
残念な知らせでした。
私の気落ちしないで前向きにと、髷ましの言葉も、今わ受け付けないでしょうから。
また、後日電話で話しましょう。