主な行事
写経~唱題行(しょうだいぎょう)毎月、第4日曜日
◆写経
15時より(約1時間)
写経とは文字通りお経を写すということです。昔から、お経は読むだけでも功徳があり、 読誦(声を出して唱える)すればより大きな功徳が、書写(書き写す)すればよりいっそう大きな功徳があるとされてきました。必要な道具は貸与しますので、気軽にご参加ください。
『妙法蓮華経』というお経を写経します。
◆唱題行(しょうだいぎょう)
16時より(約50分)
お題目口唱(おだいもくくしょう:南無妙法蓮華経を口で唱える事)に浄心行(じょうしんぎょう:出入りの息に集中統一して心を調える。瞑想)を併せて体系化した日蓮宗公認の行法です。
これを実践してゆくことによって、心と体が調和し、生命の根本の力が強くなり、個人の生命が宇宙の大生命に融合することが自覚できるようになります。何よりも深い呼吸法と長い発声をする事によって、身体の健康が得られます。
靜かな空間で約2時間、仏さまを感じ、自分を見つめてみませんか?
終了後は 30~40分間の楽しいティータイム。どれか1つだけ参加することも可、です。
寒行(かんぎょう)毎年大寒~節分までの15日間
(18:45~20:00)
寒行(正しくは寒中修行)とは本来は寒中の30日間を、寺院・堂塔に詣で、水行・読経・書写・百度踏み等を行う修行のことです。
平成17年、精進川・常境寺の金森上人、柚野地区の三澤寺・犬浦上人、妙泉寺・川手上人が大寒から寒明けまでの15日間、団扇太鼓を叩き、お題目を唱えながら、行脚する修行を計画され、興徳寺に戻ったばかりの私にもお誘いをいただき、初年度より参加させていただいております。最初はお坊さんだけで、夜の道でお題目を唱えながらひたすら歩いておりましたが、その後、妙覚寺の乙部上人ご兄弟が参加してくださり、また檀信徒の中からの参加希望者も増え、今では老若男女問わず30名以上が行衣(ぎょうえ=お題目を書き込んだ白装束)に身を包み、凍てつく夜の道を一緒に歩いてくれるようになりました。
太鼓とお題目の音声とともに、すっかり村の冬の風物詩です。
どなたでも参加できます。(年によって若干のずれがありますが1月20日から2月3日の15日間です)
彼岸会(ひがんえ)春・秋の彼岸の中日、10時より
お彼岸とは、サンスクリット語のパーラミター(波羅蜜多)の訳語で、到彼岸のこと。
日本だけで行われている行事ですが、歴史は古く、聖徳太子の時代にその原型ができたとも言われております。
私たちの住む迷いや苦しみに満ちたこの世界と、苦しみのない世界=仏様の世界 は大きな川のようなもので隔てられていて、我々の世界を岸のこちら側という意味で 此岸(しがん)、仏様の世界を岸の彼方という意味で彼岸と呼びます。
1年でもっとも気候のよい春・秋の2回、昼と夜の長さが同じになる日(春分の日と秋分の日)を中日として1週間、どうしたら彼岸に渡ることができるか(到彼岸)を考え、実践する時、いわば“仏教週間”として、お彼岸が始まりました。
具体的には、ご先祖様を敬い、善根を積み仏道に精進する日とされています。
法要と法話、参詣者には「特製おはぎ」を進呈します。
ご家族・お友達もお誘いあわせのうえ、ご参詣ください。
花まつり毎年、4月第1日曜日
お釈迦様の誕生(4月6日が誕生日とされている)を祝い、仏さまとのご縁に感謝する日。
12時半より、法要~法話。
その後、特設ステージでのショーが行われます。
ショーの始まりは「書のパフォーマンス」
長い石段に50メートルの紙を敷き、書家、木村華暢さんが尺八の伴奏とともに一気に書き下ろします。何を書いてくれるのかは、当日のお楽しみ!
その他、本格的なライブコンサート、「人形劇団うふふ」の大型人形芝居など。
抹茶・甘茶・日本酒の無料サービス、食べ物の屋台も多数出店します。
名物の桜の下、ご家族連れで春の1日を楽しんでください。
川施餓鬼(かわせがき)毎年、8月16日
上記が合わさって出来上がったかと推察されますが、部落の長老が子供のころ参加したという、伝統ある勇壮なお祭りであったようです。
夕刻、本堂で『施餓鬼』の法要を営み、御宝前の灯りをいただいて、松明に点火、団扇太鼓を先頭にお題目を唱えながら、約500m先の芝川の畔まで運び焚き上げます。
石段の脇には 300本の竹灯篭(たけどうろう)がずらりと並び、その中を松明の灯りが進んで行く様は、とても幻想的です。
子どもたちに楽しんでもらえるよう、午前中より 「流しソーメン」等、盛りだくさんの企画で運営して参りましたが、スタッフと子どもたちの年齢差は拡がる一方です。そのため、スタッフを大募集!!
「伝統の灯」を護り、子どもたちに楽しさとともに“神秘と畏敬の念”を体験していただくべく、模索してゆく所存です。
お会式毎年、11月第2日曜日
お会式とは、日蓮聖人がお亡くなりになられた日(ご入滅の忌日)に営む法要です。
もともとの「お会式」の意味は「法会の儀式」の略語であり、日蓮宗に限ったものではありませんが、現在の日蓮聖人の忌日に行う報恩会の事を指すようになりました。
日蓮聖人のご命日は、10月13日(旧暦)ですが、興徳寺では 11月の第2日曜日にお会式の法要を営みます。
法要の後、他寺院より講師をお招きし、約1時間の法話を聞かせていただきます。
その後、庫裏(くり)にて皆で一緒に食事をいただきます。 春に裏の竹林で採れたタケノコや、境内のフキを煮つけた素朴な田舎料理が好評です。
法要:10時~
法話:10時40分~
年越しの唱題行大晦日、23時半~0時半
除夜から新年にかけて1時間の唱題行。
灯りを落とし、ゆらめく和ろうそくの光の中、幻想的な越年を体験してみませんか?
終了後は、新年を祝い皆で入れたての特製コーヒーをいただきます。
元旦会(がんたんえ)1月2日、10時
興徳寺の初詣です。ほとけさま、ご先祖さまに越年の感謝の祈りを捧げ、新しき年の希望を込めて祈りを捧げます。おいしい甘酒とお汁粉、住職からのお年玉付きです。
法要:10時~
法話:10時40分~
法話は、とにかく楽しんでもらおうと住職の苦心のパフォーマンス付き。
お友達、ご親戚、お誘いあわせでどうぞ。