山寺の
和尚さん日記

昆虫を撮る

5日ほど 前のこと、
早朝 相棒のミキオちゃんが やって来ました。 7月8日の 『YUNOどんぐりの会 総会 』の資料を届けに  出勤前に。(2年前に 市役所を 定年退職したのですが、 どうしても、 と請われて 6月から 元の職場に復帰したのです)
「今朝は うれしいことが あってさ~」 と 満面の笑み を浮かべています。
「何?」 と 聞いてみると・・・
彼の田んぼで 推定200匹くらいの トンボが 一斉に 羽化した(サナギが成虫になること)、 とのこと。
「長い事 無農薬で やってきた 甲斐があった~」 
思わず、 拍手!です。
こういう喜びを ともに分かち合える ってこと、 本当に しあわせだな~ と思います。

   これが 「やご」
   羽化の 寸前です。

  羽化 直後、
  まだ 羽が 透き通っています。
ミキオちゃんに 刺激されて 私も 虫 を撮ってみました。






 カメラ片手にちょうちょ を 追っかけていると いつも 思い出されるのは 田島隆宏さんという 写真家のこと。
生後20日で 脳性小児麻痺 と診断され、 四肢の自由を奪われるも  電動式移動車を 唯一自由のきく あごで操作し、 車に固定させたカメラで 写真を撮ります。 
だから 彼の写真は すべて 地上50cmから・・・  
カメラマンとして評価されたのは 「ほうじゃく」 という蛾が 長い舌を伸ばして 蜜を吸う瞬間を捉えた 写真、
2秒とは同じ花の蜜を吸わないという  この瞬間を写真に残そうと1日3時間、 雨の日も暑い日も待ち続けて ナント2週間、
やっと撮れたのだそうです。
花にピントを合わせ レリーズという シャッターの先端を口にくわえ ひたすら待った、 
その写真は 何度見ても 感動します。
  
どうぞ ご覧になってください。 → http://www5c.biglobe.ne.jp/~ota/menu.html
私も その気になって 待っては みるのですが 5分もガマンできません。
麦わら帽子を被って 汗をダラダラ流して じっと待っていると 離れた場所で 蝶が 舞う、
一瞬 待っていたことも忘れて 追っかけて 結局 ロクな写真になりません。
蜂の飛んでいるところを 撮りたいと思って やっと 収めた 一枚です。


 
まだまだ・・・ です。


 鳥が 舞っているのが 見えますか?
明日は 『第一回 YUNOどんぐりの会 定期総会』、 
皆で 昨年 植えた樹を見て、 今年 植える山を見て、 総会、 そして バーベキューです。
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