山寺の
和尚さん日記

風薫る季節

『花まつり』が終わって 7月のお盆までの期間が 私にとって 1年でもっとも自由な時、もっとも嬉しい季節です。
「やりたいことのすべてを この期間に集中させ しっかりとやり遂げたい!」 と今年も思い、そして 1ケ月、つまりは 1/3 が もう終わってしまいました。



甥の結婚式が終わって、しばらくは 「筍掘り」でした。
昨年は 今までにないくらいの大豊作でしたが 今年は俗に言う 「裏年(うらどし)」で、生える本数も少なく 全体に細め。

山に入って 汗をかき、掘りたての皮を剥く・・・
1年ぶりの筍の香り、周りを見渡せば新緑、 そして「シャガ」の群生・・・



本当に嬉しい季節です。

花が 次々と咲きだすのも 楽しみです。

左の写真は 「二輪草」 以前はたくさんあったのですが 池の工事の際、重機で踏みつぶしてしまったようで 辛うじて数株が残りました。
これからは大切にします。
右は 「つつじ」 高さ4メートル これくらい 大きくなると見事です。

ブラジルより 立て続けに 友が・・・

「弓場農場」の 小原明子さんと娘さんの あや さん。

「耕し、祈り、芸術する」共同体として1935年に建設された弓場農場、
興味ある方は ?http://brasil-ya.com/yuba/index.html
二人とも バレリーナです。

明子さんは 今年80歳、 今なおユババレエ団の代表として 振付・プロデュースを行っています。
ピシッと伸びた背筋、やわらかな物腰・・・  鍛え抜かれた肉体に 上品さを纏っているような方で、ムカシから憧れておりましたが いまだに現役そのもの、です。


渡辺進君(前列 左から3人目)は 学生時代の同級生、一足先にブラジルに渡っていて 私たち家族がずいぶんお世話になりました。 また連れだって 思い出すも恥ずかしいようなバカなこともいっぱいやらかした 竹馬の友です。
剣道人の憧れ 八段位 の昇段試験のため 訪日。 
指導者のいない 不利な条件の中で それでも懸命の努力を重ね、あきらめずに挑戦し続けて 今年で 4年目、今回も残念な結果に終わりましたが、遠くは九州からも 同窓生が来てくれて 久しぶりの「オレ・オマエ」の世界に浸りました。


   富士山の雪も だいぶ少なくなりました。
「風薫る5月」 本当にいい季節です。
サ、これから やりたいこと、やらなきゃならないこと、に集中します。