山寺の
和尚さん日記

2020年の終わりに

今年最後の日、やっとブログに向かう気持ちになれました。

年末にお葬式が重なって、年賀状をやっと書き上げ(300余枚ですが一言だけ手書きする)、昨日恒例の ”餅つき” を終え、今年の公式行事はオシマイです。
《本堂の大掃除》
お檀家さんに手伝ってもらい、本堂の大掃除をしました。



大きなガラスも全部外して洗い 「位牌堂」の中の位牌もひとつひとつ拭き上げます。

これをやってもらえるのが本当にありがたいです

燭台にこびりついた蝋もきれいにとってもらいました。

《餅つき》
毎年暮れの30日は、餅つきをします。
誰が来てくれてもいいことにしてありましたが、今年はコロナ対策として身内のみ、としました。

30kgのもち米を一晩水につけ、直前に水を切ります。

お米を蒸すのはムカシながらの竈(かまど)、

補助としてガスコンロも使います。

今年から、最初のこねる作業(これがとっても重労働)は機械にやってもらいました。 とっても助かりました。



本堂用の鏡餅と家庭用のお供え餅、それに伸し餅を作ります。

搗(つ)きたてつ)のお餅を食べる、この贅沢はなかなかのもの・・

大根おろしとおかか、納豆、これが定番!! あんこ、と きな粉、がデザートです。

お供え餅は「山の神様」と「水神様」、トイレの神様にも・・・

朝のうち残っていた雨もすっかり上がって、富士山がくっきりと・・・
久しぶりの雪化粧です。

2020年、予想もしなかった試練の年になりました。
罹患された方、亡くなられた方、倒産・失業・減収等大きな苦しみの中におられる方のことを思うと本当に胸が痛みます。
また医療の現場で懸命に働いておられる医師・看護師・関係者の方々に心から感謝申し上げます。
ただ、私にとっては、「おかげ様で」の1年でありました。
おかげさまで、境内や山の整備に時間を費やすことがでlき、「イキイキ・ワクワクと」とした毎日を過ごすことができました。
母の「ショートステイ・デーサービス」を止めて、ずっとべったりと暮らすことになった・・・
おかげさまで 母はすこぶる元気、です。

2020年、良い年でした。
これを読んでくださっているすべての方に、「よいお年を!」

大晦日から元旦にかけての「唱題行」は、寒くて換気もできないので、泰潤と2人、1時間のお題目を唱えることとしました。
これからその準備と、できる限りの「大掃除」をします。