山寺の
和尚さん日記

子どものエネルギー

8月16日、『川施餓鬼』が無事終了いたしました。
片づけをしながらも 何となくボ~ッとしています。 
当初 参加の申し込みが少なかったので 必死のトップセールス(?)、
「どうですか~ お宅のお孫さん、参加させませんか~」と 行く先々で 声をかけます。 
「いいことやっているんだし、しかも無料だし・・・」なんて考えはまったくの思い上がりで、来ていただけるだけで アリガタイ、と 心得ています。
《前日の準備》
テントを設営し、山から 竹を伐って 「流しソーメン」の樋、カップ、竹の箸、タイマツを作ります。

暑いなか 大変な作業ですが 見事なくらいに小気味よいリズムで 全体が仕上がってゆきます。

SBSラジオが実況中継、 
美人キャスターの訪問に 皆 大喜び・・・



          

     キャスターも一緒に 流しソーメンの試運転
《当日》

〈受付〉
結局のところ・・・
参加者の トータルは ナント 103名でした。
これだけの人数は 初めてです。
全員を6班に分け 色別の名札を用意して お迎えしました。

受付が済むと それぞれに 
竹のマイカップと 箸をつくります。
このカップで ソーメンも かき氷も 
ポン菓子も いただきます。
あらかじめ カットしておいた竹を
磨き・・・
思い思いに名前を書きます。

〈全員集合!〉


子どもたちと 最初のミーティング、
遠くは 東京、神戸から そして地元のこどもたち・・・ ワクワク感もあるし 不安もある・・・
〈流しソーメン〉


100名の子どもが一斉に食べられる「流しソーメン」って 
なかなかのものだと思う。
そこここに スタッフたちの 永年の経験と
ノウハウが生かされている。


《タイマツ作り》



こわくて、やさしいオジサンたちの 熱血指導
《かき氷・スイカ割・ポン菓子・竹トンボ教室・・・》







疲れを知らない 子どもたち、
その100人分のエネルギーをいただいた
大人たち
《法要~タイマツ行列》

 本堂にいっぱいのこどもたちに
 「ソーメンもかき氷もみ~んな オマケ、
 これからが 本番ですよ~」 と
 『川施餓鬼』の意義を 説明、
 
 とくに 今年は 『霊』についての解説を
 試みましたが
 解ってもらえたかな~?
 
その後 全員で お経を読みました。 


御宝前の灯りをいただいて 柚野小6年 ハルカさんが 点火、




 


                                      新柚野橋から すべてのタイマツを投下する。


       石段の両脇には 竹燈籠

すべてが 終わって・・・・
スタッフの慰労会、
皆 クタクタで あまり話もはずまない、
8時半くらいで 誰が言うでもなく
「そろそろ おひらきに・・・」
今年は 子ども 103名に対し スタッフが 44名、 でした。
毎年 毎年 同じことを 思います。
「子どもたちを 喜ばせたい!」 ただ それだけの目的で こんなにたくさんの 大人たちが 連日の猛暑の中 汗を流してくれたこと、
そのことに感激します。  本当にありがたいことです。 感謝! という以外 言葉もありません。
そして 子どもたちからは100人分の エネルギーを いただきました。 


いまだに 引きずっている けだるさの中で 来年に思いをはせることのできる たしかで貴重なエネルギーです。
改めまして、
「スタッフの皆様、本当にありがとうございました。 来年もヨロシク」

*今回の写真は いつもの 高瀬ミキオ君と 富士市のアマチュアカメラマン 加藤年一さんに提供していただきました。 加藤さんには 昨夜、お仕事が終わってから わざわざ届けていただいたのに 私がパソコンに向かったままで 眠ってしまい、やっと本日アップすることができました。
明日からは もうお彼岸の準備です。