山寺の
和尚さん日記

野うさぎの子

風薫る5月、 このところ ちょっと天候不順ではありますが ストーブとは 完全に決別いたしました。



『どんぐりの会』の作業も順調で  裏山の作業道も ほぼ山頂付近まで達しています。


この辺りからの 富士山は
本当に 美しい!
晴れた日は 外で 作業をします。
この日は 義弟のタカシちゃんと 駐車場の土手の 「レンギョウ」の手入れ、
「レンギョウ」は 桜の時期に黄色い花を咲かせます。 桜のピンクとのコントラストに期待して、 昨年冬、土手一面に100株 植えてみました。
ところが 茎はベタッと雑草の下に潜り込んでしまっています。 このままでは 草刈りの時期に 刈られてしまうので 添え木を立てて 一本一本結わえることにしました。 周りを慎重に鎌で刈って 立ててゆくのですが 数が数なので 結構手間のかかる仕事でした。

黄色い紐で 目立つようにしました。
・・・ 突然、 タカシちゃんの 呼ぶ声、 振り返ると、
何と 手にしていたのは・・・

何これ?
 ねずみ?
  りす?
   それとも
     うさぎ?

とりあえず 小鳥のケージに入れて じっくり観察してみたのですが・・・


どうみても 『野うさぎ』でしょう・・・
あわてて インターネットで 「野うさぎの飼い方」などで 検索してみたのですが・・・
山羊のミルクをスポイトで 一日三回、など、 ズボラな私にできることでなく、
結局 発見場所に戻してやりました。

どうして 野うさぎの子が 駐車場にいたのか? 
とっても不思議です。 
でも以前は 
裏庭で いのししの子を発見したし、 
本堂の裏手で カモシカと遭遇したこともあるし・・・ 
いよいよ『野生の王国?』




*ブラジルの友人からの メールで 私が設立した建築会社が 倒産したことを知りました。
日本に戻る決断をして 従業員を解雇し 債務などを全部整理して 私の片腕として働いていた部下に渡したのですが・・・ 私が9年、奇しくも部下が9年、でした。 
あの頃 会社は私にとって もっとも大切なもの、喜びも苦しみも全て会社とともにありました。 
ブラジルがまた遠くなりました。