山寺の
和尚さん日記

僧侶と住民

僧侶と住民『寒中修行』 のタイトルで 1月22日の 静岡新聞に 掲載されました。 写真が掲載された オニイサン、さっそく「住民」のあだ名が・・・



  (寒行初日)
「寒行」, 興徳寺スタートの3日間が終わり、昨日から 妙覚寺スタートになりました。
初日は 日曜日ということもあってか 参加者 何と39名、用意しておいた 団扇太鼓(うちわだいこ)が足りませんでした。
「寒行」も 今年で9年目です。
日本に戻ってきたばかりの私に 地元の若いお坊さん3人が 声をかけてくれ、その年からスタートしました。   僧侶としての出発が このような マジメで純粋な若い方たちに 支えられていたことに 「私は恵まれていたんだな~」 と 改めて思います。
4人で始めた 「寒行」ですが いまでは 30名近くの集団になりました。 皆勤賞を目指しておられる方も 多いようです。
これもまた 本当にありがたいことです。 

  
   出発前、 本堂で お経を唱える。
(出発)



  お檀家さん宅で ご祈願



今回参加してくれた 小学生からの質問、 「寒行は 何のためにやるんですか?」
私はこのように答えました。
「太鼓の音とお題目の声で どうかこの村が平和でありますように~ ここに住んでいる人たち み~んなが シアワセでありますように~、って 仏さまに お願いしているんです。  寒い中 がんばって えらいね~ って 仏さまが見ていて、きっとその願いを 叶えてくれますよ」 

      (私の 寒行グッズ)
すべての太鼓の音がピタッと合わさって 粛々と進んでゆく時、
夜空と大地がひとつになって 南無妙法蓮華経の中に体が溶け込む・・・
頭は完全に空っぽで 目に映るすべてが 美しい、
まさに“完全調和”の世界です。
一度体験してみてください。



前回のブログに ポルトガル語の書き込みが・・・
「parabens....muitas felicidades!!..」 誕生日 おめでとう、と かつての私の社員Alexandre(アレッシャンドレ)から・・・
彼は 日本語が読めないはずなのに どうして??? 
それに対する返事が 「.O google translator me ajudou..」  どうやらgoogleの翻訳サイトで読んでいるらしいのです。
大した時代です。