本日で お盆の棚経(檀家さん廻り)が 終了。
7月27日に スタートして 連日の暑さの中、体調を崩すこともなく、本日を迎えられたこと、 丈夫な体に まずは 感謝! です。
いくら薄手のもの、といったって 坊さんは 通常4枚の重ね着(下着~襦袢~白衣~衣)です。
「暑くないですか~?」
と タンクトップのおばあさん
「イヤ それが 全然暑くないんですよ~」
「へ~ッ やっぱり 修行しているお方は 違いますね~」
「いや~ そうじゃないの、 実は この衣(ころも)に ヒミツがあってね・・・ 最近 開発された特殊繊維、」
「・・・・・?」
「この衣を一晩 冷蔵庫で冷やしておくと、 次の日ほぼ一日 冷たいんです、 どうも あの保冷材に使われている 液体が 繊維に練りこまれているみたい」
「ヘぇ~ッ! そうですか~ なるほどね~」
「ちょっと 触ってみる?」
「そういや 何となく ヒヤッ、としますね~」
「一着 10万円もするんだけど それだけの価値は あるよね~、 どう 買わない?」
「いやいや ケッコウです」
笑ってはいるけど、 まったく 疑うということを知りません。
ハナシは ますます オーバーヒートしていくのですが 一向に気づく気配がない、
とうとう こちらが 根負けして・・・
「今の ハナシは ぜ~んぶ ウソです。 あるわけ ないでしょ、そんなもん。
あんまり暑いんで ちょっと ばあさんを からかってみようと 思ったのッ!」
「な~んだ~ ちょっと変だとは思ったけど、 まさか お坊さんが ウソつくとは思わないもんで~」
(サクラさんは 自ら掘った 穴の中)
お坊さんは ウソをつかない?
ホントかな~?
見えない世界のハナシを 見てきたかのように 話す方がいます。
私も 話します、
ただ 「現在の私のレベルで そう信じています」 と 付け加えます。
霊界が あるか ないか、どちらも 絶対的な証明は出来ないけれど 私は 「ある」 と信じているのです。
許されるウソ、 と 許されないウソ が あるように思います。
「ウソから出た マコト」 と言う言葉は とても好きです。
(飛んでる蝶を撮りたくて 炎天下で待つこと30分、クラクラになる前に ギブアップ! まだまだ修行が 足りません)
「保冷材入りの衣」、 誰か 開発してくれませんか?
この暑さ、 もうしばらく続くそう・・
福岡の友人は 彼の地の猛暑ぶりを 詠んで 一句。 「気を抜けば 命の絶える 暑さかな」
一方 北海道天塩郡の加藤のオッカアは「今年の夏は涼しくて、朝晩は ポータブルのストーブ炊いてるのサ~ 半袖着ることないまんまで 終わってしまいそうだよ~」
日本も 広い!