21日より 寒行が始まりました。
「寒行(正しくは寒修行)とは本来は寒中の30日間を、寺院・堂塔に詣で、水行・読経・書写・百度踏み等を行う修行のことです。
私たちの「寒行」は 7年前、精進川・常境寺の金森上人、柚野地区の若いお坊さんたち(私は あまり若くなかったけど)が、大寒から寒明けまでの15日間、うちわ太鼓を叩き、お題目を唱えながら、行脚する修行を計画したことから始まります。 最初はお坊さんだけで、夜の道をひたすら歩いておりましたが、その後 檀信徒の中からの参加希望者も増え、今では毎晩20人から30人が、揃いの行衣(ぎょうえ=お題目を書き込んだ白装束)に身を包み、凍てつく夜の道を歩いています。
太鼓とお題目の音声とともに、すっかり村の冬の風物詩となりました。
夜の道で
下腹に力を込めて 思い切り大きな声を出す。
実に爽快!
私は
少し上方の空を見ながら 歩いています。
月の光りも
星の瞬きも
あるいは真っ暗な夜も それぞれの趣、
何も考えず、 ただ 自然の中に 身を委ねて
ひたすら歩く・・・
草にも 木にも 山にも 川にも 仏性が宿る、
という ほとけ様の教え、
私も 南無妙法蓮華経 の中に 溶け込んでいます
初めての 福島訪問で 南相馬市まで 足を延ばしました。
津波と 原発の 被害を受けた町、
南北に分断されたままです。
「復興」という 言葉すら空しい。
どう考え、どう行動するか? 私たちに できることは 何か?
帰る途中 福島市の 阿武隈川河畔で 出遭った・・