山寺の
和尚さん日記

おかげさまで

最近の隠れたブームなのか御首題帳(御朱印帳)を携えた方が興徳寺にも訪れるようになり、それに応えて図案を変えていったら、「来月も来ていいですか?」という熱心な方(ファン?)も現れ、結局 桜のころから月替わりで12月まで来てしまいました。 

 字も絵も下手で、それなりに時間もとられるし大変なことでもありますが、心優しい方(?)は返信用のレターパック持参で「いつでもいいですから」と言ってくれるし、何よりも新しいことを創作することは楽しいのでしばらく続けてみたいと思っています。

 嬉しいこともあります。 

 ファンの方が「写経・唱題行」や「大掃除」に参加してくれるようになりました。どちらも少しづつ参加者が減ってきていたのですが、写経は12席がほぼ満席の状態、今月は「ネットで探した」と静岡からの参加者も・・・

大掃除の後の「お茶会」。若い方が参加してくれて嬉しい限りです。

「写経」 最近は毎回ほぼ満席、 

「おかげさまで」と思います。



 本日はもう「大晦日」、深夜からの「年越しの唱題行」も20年続けてきました。

 そして明日の「延命寺山からの初日の出」を目指す方たちのための登山道整備に連日仲間たちが作業してくれています。擬木(ぎぼく)というコンクリート製の丸太?が手に入り、それで階段を作る作業です。いままで滑って登りにくかった急坂がびっくりするほど楽に昇り降りできるようになりました。
何よりも気の合った仲間たちと一緒に汗を流すことがなんと幸せなことか、

おかげさまで・・・・


 昨日(30日)は松永家の餅つき、これも何十年と続いている行事です。
今年は泰潤の嫁、それに私の友人たちも加わり計14名でした。


  薪で餅米を蒸かす。

 ムカシながらの 杵と臼で餅を搗く・・・

 お供え餅 は私の担当、

 嫁・沙織の人生初体験!

 ついでに手返しも・・・(これがなかなか難しい)

 餅を蒸す横ではバーベキュー、飲みながら、食べながらのイベントです。

 最後に皆でたかって 餡ころ餅(大福もち)を作って・・・

 最後の最後は、搗き立てのお餅を頂きます。
 納豆・大根おろし・きな粉・あんこ・・・等々・・

これだけは、こういう場面でしか味あえません、 まさに至福のひと時です。

 裏山から・・・ この時期の夕暮れ、富士山が染まってとっても美しい、

 私がとっても好きな場面、散歩途中の「柚野橋」から・・・

 私がかつて住んでいたブラジルの挨拶言葉、
「Tudo bem?」(トゥドゥ ベン⤴ 調子どう?)
「Tudo bem,graças a deus.」(トゥドゥ ベン、グラッサス ア デウス とってもいいよ、神のおかげで)
 神という言葉を自然に使います。 


 日本人の「おかげさま」は誰のおかげ? どこかで信じている大いなる何かでしょうか?

 
 私は仏さまのおかげで、と思っています。


 令和6年、我が家に嫁が来てくれて、おかげさまでとても良い年となりました。
感謝とともに、新しい年も「世界中の人々がシアワセでありますように!」と祈り続けたいと思います。


 そしてこのブログを読んでくださっている皆さまのご多幸をお祈りいたします。


 *今夜11時半より「年越しの唱題行」
  1日の「初日の出」は6時45分頃、「延命寺山」
  2日10時より「興徳寺の元旦会」どなたでも参加できます。「お年玉付き」。

 どうぞよいお年を!

 

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