山寺の
和尚さん日記

ウキウキ・ワクワク

令和7年の始まり、年越えの唱題行を終え少し眠って、6時に出発。
「延命寺山」からのご来光を見るためです。

仲間たちと整備を続けている山で、この日に間に合うようにと皆で登山道も整備してきました。

1月1日、快晴!

富士山と駿河湾、3776mの高低差を望む まさに ”日本一のご来光” です。

口コミで少しづつ広がって、多くの方たちと感動を共有しました。

元旦会(がんたんえ)

1月2日、恒例の「元旦会」 無事の越年(おつねん)に感謝し、仏さまとご先祖様にこの1年のそれぞれの心願を明らかにする日。
祈願=お願い ですが、私は自身の誓い と位置付けています。

子どもたちがたくさん来てくれて嬉しい限りです。

法要前に”甘酒”、終了後は特製の”お汁粉”で接待させていただきます。

私自身は、どうぞ今年も仏さまのお役に立てさせてください、と願い、「ウキウキ・ワクワク」の衝動があったら行動に移すことを、誓いました。

箱根

翌日3日は5時に出発し、新幹線の始発で小田原へ。箱根駅伝の復路、6~7区の中継点で観戦しました。

本当は前日の5区を見たいのですが、さすが法要を放っぽりだしては行けません。

小田原中継所には7時半に到着、これから選手が到着する9時ごろまでを期待と緊張感で待ちます。

 

「来た~ッ、青山学園!」タイム差をさらに広げて王者の走り、後ろで見守る原監督も余裕の表情でした。

 

TV観戦もいいけど目の前2mを選手が疾走する醍醐味、ウキウキ・ワクワクに身を委ねればそれだけハッピイになれます。 
この後、9区の保土ヶ谷駅前に追っかけて、帰りはふらりと鎌倉へ。
あまりの人出におったまげましたが、裏通りの閑静な住宅街の佇まいに、つくづくと「いい街だ~」と思いました。

75歳

毎年、誕生日に「七面山」に登ります。

私たちにとっての「信仰のお山」です。

3時過ぎに出て5時に登山開始、今回は4時間で登れました。行程の半分は真っ暗闇の中でしたが、かえってそれがよかったみたい。 中間地点過ぎてちょっとの辺りで「初心に戻る」の看板、前回かなり傷んでいたので少し浄財をおいて修復を依頼したのですが新しくなっていて嬉しかったです。

 

標高1750m、とても美しい!  登ったものへのご褒美です。

 

逃げる様子もない。

登山口の「羽衣白糸の滝」も半分凍っていました。 徳川家康の側室お万の方が女人禁制であった七面山の登頂のため、この滝で7日間水垢離をとって身を浄めたことで知られています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

寒行

1月20日から「寒行」、私が戻ってきた時から始まり今年が21年目です。

18時40分に本堂でお経を唱え、その後夜の道を1時間歩きます。

今回のスタートは興徳寺でした。

嫁の沙織が毎晩提灯を携えて先頭を歩いてくれました。

「寒行」は寒中修行の略で、文字通り寒い中での修行ですが、星空の下、皆と合わせて太鼓をたたきながら大きな声でお題目を唱えていると、大自然の中に自分が溶けこんだ気持ちになれる瞬間があります。

まさにワクワク感・ウキウキ感です。

新しい年、自然に身を委ね、自然に発生してくるささやきにワクワクしたら行動しようと思います。

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