昨日は 講演が2回。
午前中は 富士市の 幼稚園のお母さんたち、 夜は 富士宮市役所にて 『富士宮人づくり講座』、 どちらも 講話が1時間、 その後 聴いてくれた方が 小グループに分かれて 感じたことを25分間ほど話し合い、最後にそれぞれの代表が コメントする、というような形式でした。
富士市では 子育て真っ最中の お母さん方に 「慈悲とインデペンデンテ」と題して、こんなことを話しました。
亡くなった妻がよく言いました。 「これからの時代を生きるものは、男であれ、女であれ、精神的にインデペンデンテでないとネ」
インデペンデンテ(Independente)は ポルトガル語(どちらかというとインデペンデンチと発音します)、英語のインデペンデント、日本語では自立です。
なかなか親離れできない子供、子離れできない親をよく見かけます。
私も妻も 二人の子どもを育てる時、「18才になったら、家を出なさいヨ」と言い続けた。
彼らが18才になったとき、幸か不幸か、とてつもない貧乏だった。 二人とも時間は かかったけど、自力で大学を卒業し(長男は30歳、次男は32歳だった) それぞれに小さな会社を興した・・・ 無論 彼らの努力もあるでしょう。 でも 回りの人の支えがあればこそ、自立が可能なのです。
お母さんが わが子を思う気持、見返りを求めない愛情、自分の命と引き換えにでも守りたい 深い愛、それを私は、仏さまの慈悲に例えます。
仏教は 生きとし生けるものの すべてが 仏さまの子供、と説きます、 そのすべてに対し 仏さまは 平等に慈悲の光りを与えてくれています。 何の見返りも求めません。
子供を自立させるために まずは お母さんの無償の愛を わが子だけでなく、少しだけ 回りの人にも おすそ分けしてあげてください、 そして 子供さんが 自分の夢を叶えるためには お友達のことも応援してあげることが 大事だよ って、教えてあげてください。 大事なことは見返りを 求めないこと、 ほとけ様がきちっと見ていて、 気がつけば 皆に支えられる人=自立した人 になっているでしょう・・・
富士宮は 『がんばれ という言葉』 というタイトルで 話しました。
どちらも その後の グループ別ディスカッションの 内容がすばらしく、私自身 大いなる学びをいただきました。
お母さんたちの グル-プ・ミーティング
発表
こちらは 富士宮会場
・・・ 何はともあれ 重圧(?)から解放され ホッとしています。
前回にも掲載しましたが 「皇帝ダリア」です。 成長すると 3~4mにもなります。
台風で倒れて また起き上がった、その逞しさに 脱帽!
地面に倒れた茎が 起き上がっているのが 写真から わかるでしょうか?
朝晩が グ~ンと冷え込んで この地特有の 里霧(私が勝手に作った名前)が見られるようになりました。
*次の日曜日(20日)は 「どんぐりの会」の作業日です。 朝8時~ 興味のある方、是非お出かけください。 11月30日、柚野小学校の児童、80名と 植樹をするための準備です。