山寺の
和尚さん日記

夏の終わり

明日で8月が終わってしまいます。
8月のお盆のお檀家さん廻りはとっても暑かったです。
「今年は特別暑いですね~」とよくいうけれど、自分が一年歳とって、その分体力が衰えていることなのかと思います。

8月1日、長野県飯田市にて。 
この時期「人形劇フェスティバル」が開催されていて、「劇団うふふ」の仲間と行って来ました。
2年後には私たちも出演したい、と思っています。
『川施餓鬼』
8/16の恒例の「川施餓鬼」は台風10号の接近で、決行か中止かの判断を迫られましたが、前日8:00の準備委員会の席上、
「流しソーメン」等のお楽しみイベントはすべて中止とし、施餓鬼法要と川での供養は行う、と告げました。
参加申込者全員にその旨伝えながら、法要とタイマツ行列だけ行うので希望者はどうぞ、と誘ってみたら、何と50名の子どもが参加を申し込んでくれました。 正直言ってこれは嬉しかったです。 長しソーメン、かき氷、スイカ割がなければ参加者はほとんどいないだろう、と思っていたので、弟子・泰潤に2人きりでもやるから、と伝えていたのです。
午後から「タイマツ作り」


法要

身延山大学から学生さんが応援に駆けつけてくれて、迫力ある?法要となりました。

参加者全員が お焼香、 (焼香の作法もレクチャーしました)

全員でお経を読み・・・

たいこを叩いて、お題目を唱える。

法要の後の法話では「お盆」についてのお話を。

法要の灯をいただいて、かがり火に点火!

ここからそれぞれのタイマツに点火する。





川まで約500m。 無事到着。

タイマツを投下し、焚き上げる。

川でのお焼香。

すべてのタイマツを投下しきるまで、お題目を唱え続ける。


100年以上続く「伝統の灯」、何とか今年も灯すことが出来ました。
スタッフの高齢化等解決しなければならない問題はありますが、子どもたちに、燃える火とともに祈りの心を伝えていきたい、と思っています。


お盆が終わって、「興徳寺便り」を作成し、発送して、予定では彼岸花のための草刈りを3日間ほど行うつもりでいたのですが・・・
3つのお葬式が立て続けに・・・ 本日通夜、明日「葬儀」が終わったらそのまま「彼岸」のお経廻りです。

1年でもっともタイトな時期ですが、ここを乗り切る頃には 待望の彼岸花の季節です。
イノシシにアチコチとほじられて、被害がどの程度かが気になるところです。