山寺の
和尚さん日記

お盆の始まり

4月初めの「花まつり」が終わって、「お盆」までがもっとも自由な時間がとれる時、言ってみればこの期間に公私併せての夢を実現したいのですが、なかなかそうもいきません。

それでも、今回は念願を2つ叶えることが出来ました。
そのひとつが「バイクレース観戦」、
バイクの免許をとったのが59歳の時ですが、以来、移動手段はもっぱらバイクです。
本物のバイクレースを観戦したい、と昨年秋「鈴鹿サーキット」に行く計画をたてたのですが、葬儀が発生し断念、そして今回、チャンスが訪れて「筑波サーキット」へ・・・

興徳寺から筑波サーキットまでは約230km、小雨交じりの日でしたが3時間半でした。
バイクの駐車場に着くと、当たり前のことですがバイクがズラリ・・・ そしてテスト走行が始まっていて目の前を爆音を轟かせて疾走するレーシングマシン、ボルテージは上がりっぱなしです。


スタート前

スタート直後




レースの写真を撮るのはもちろん初めてだけど、目の前を疾走するバイクを捉えるにはファインダーに飛び込んでからシャッターを切っても間に合わず、何も写っていない写真ばかりでした。


うまく捉えても、いかにスピード感を出すかはまたむずかしいところで・・・


レースとレースの合間はピットを覗いてみます。

チームの緊張感・・・

天候に合わせ、タイヤを交換する。

レース前の選手の緊張

選手は会場内の移動は、置いてある自転車を使うことができる。

激しい戦いの後、ヘルメットの下から現れた顔は、あどけなさの残る少年
1日目はつくば市のホテルに宿泊、翌日は寺で午後3時から「写経」のある日だったので、10時までで、帰路に・・・
最後まで緊張と興奮が続き、若い頃出会っていたら危なかったなー? なんて思いました。
願いが叶ってヨカッタです。

もうひとつ、 10年来の懸案でありました「位牌堂の整理」を実施しました。
本堂の奥に位牌堂があって、お檀家さんのご先祖様が祀られています。 位牌の内部に過去帳が入っていて、すべてのご先祖様が記入されているべきものなのですが、なにも手をつけてありませんでした。 すべての位牌を下ろして、ひとつづつ点検し、記入してゆく作業はかなりの時間が必要なことと、本音で言うと字が下手でやる気がでなかった・・・ 
1昨年、本堂改築と共に位牌堂もきれいになったので、ここで覚悟(?)を決め、お手伝いも頼みました。

これはやり遂げて、とても満足。

1ケ月も雨が降り続き、農家は大変困っています。 「ユウウツっ~」という声があちこちから聞こえてきます。
でも私、小雨の中カッパ着て草取りをやったら、暑くない、ムシはいない、草が簡単に抜ける、といいことばかり。
よき発見でした。

朝、ちょっとだけ富士山が見えた。
いよいよ、来週から お盆の棚経が始まります。
終わって『川施餓鬼』 そしてすぐに「お彼岸」のお経廻りです。 1年でもっともタイトな季節です。