山寺の
和尚さん日記

節電効果報告

今日から 6月、 衣替えの日だというのに あまりにも寒くて、まるで冬の格好です。




さて 「節電」を始めて、半月、 待望の(?)東京電力検針員(こういう名前かどうか?)の オネエサン(本当に若い女の方でした)が やって来て、 「5月分電気使用量」が判明。
ナント、 昨年の5月と比べて -27%です。 わずか半月でこの成果!
とっても嬉しい、 来月が ますます楽しみになりました。
 
537kw, 12,464円 (前年は728kw, 16,829円) 電気料金で 4,365円 の節約になりました。
それほど 特別のことをしたわけでもなく、 むしろ 今まで いかに無駄な電気を使っていたか、という反省材料になりました。

こちらは 節電というより 「風流の世界?」
計画停電のとき ローソクの灯りで お風呂に入って
ちょっと はまってしまいました。
最初は 「ムカシの人は ずいぶん 暗い生活をしてたんだな~」などと思っていましたが、目が慣れてくると 別に不自由することもなく・・・
揺れる炎が とてもイイ感じ、です。

私が 幼い頃、部屋の電灯は 60wの裸電球が 部屋に一つづつ、 
広い本堂に100wが ポツンと一つだけ、 それでも さすが 100w、明るいな~ と思いました。
当時、村には 街灯が一つも無く 土曜日の夜は 本堂で 地域の子ども会が 開かれていたのですが 皆、提灯 を持って 通ってくるのです。 帰るときには それぞれに 火を点けてあげるのが 私の役目でした。  

ただ 紙の提灯は 傾けると 燃えてしまうので 改良され ヒットしたのが、この「文化提灯」です。(「文化○○」という名前が 流行っていた) 
紙の部分が金網になっていて 当時としては 画期的なものでした。 
これは 昭和32~3年頃まで 私が実際に使っていたもの、 
実際に足元を照らすと 懐中電灯より 明るい。
マイナス15パーセントの 節電は 今から 20年くらい前の水準だとか、
それくらいのことなら 一人ひとりが その自覚を持てば そんなに 無理しなくても 達成できそうな気もします。
「明るい」ということが あるいは「便利」ということが 文明の象徴のように思って ここまできましたが その裏に潜む 本質の部分まで見えなくなってしまった、ということは ないでしょうか?



昨日朝 梅雨の隙間から ちょこっとの時間 富士山が 顔を見せてくれました。
雪が 大分溶けて 夏の顔、