「趣味は?」 と聞かれると 「ウーン・・・」 と 言うしかない 情けない私、
好きなことは いっぱいあるいけれど どれも 趣味のレベルに達しない・・・
それでも 唯一 続けていることといえば 必要に迫られて 町の書道教室に通い始めて もうじき6年、
昨年 やっと2段(漢字部門)になりました。 遅いペースではありますが 生来の悪筆、不器用、それに飽きっぽい性格の 私にしては よく続いているとも思えます。
私の通っている教室「恵舟書院」の 本部は横浜にあります。 『芳林書道院』といいます。
毎年 この時期に 全国の教室の生徒さんたちが出展して 「芳林書展」 という展覧会が 横浜の 神奈川県民ホールのギャラリーを借り切って 催されます。
会場内、たまたま お出会いした 美女たち
『芳林書道院』代表 水川舟芳先生の 今回の出展作品
私の先生、 西嶋恵舟先生 と 今回の 出展作品
今回、1ケ月以上 この作品と取り組んで
とても納得できる出来るものではないのですが・・・
「どこまでいっても 自分の作品に 満足できるなんてことは ないものよ」
と
先生は 慰めてくれた・・・
書道を始めたばかりのころ 本部の 月刊誌に 水川舟芳先生の インタビュー記事が連載されていました。
前略
聞き手 深く追求することが大事なんですね。
舟芳 若いときからいろんな趣味に手を広げていて、50,60になって書を初めても1週間に1回か2回、わずか30分か1時間筆をもつというのは、趣味とはいえないよね。 時間つぶしなわけ。
聞き手 時間つぶしですか。
舟芳 そういう人は、書というものの本当の面白さは感じないでしょう。 趣味ということは、趣がある、味わいがあるということなのね。 それこそ真剣勝負でやらないと趣があったり 味わいがあったりしない、 そういうのは趣味じゃなくて遊びなの。 趣味を取り違えちゃいけない、と思います。
後略
これを 読んだときは ショックでした。
「私の 趣味は~ 」などと 迂闊に言えない、 と思いました。
今、
せめて 「趣味は書道です」 と 言えるようになりたい、 と思います。
興徳寺 東屋(あずまや) 「富士見亭」より