「お正月は いいもんだ、 いくつになっても いいもんだ」
亡き父が好んで使っていた この言葉を 正月が 来るたびに 思い出します。
「なんとなく 今年はよいこと
あるごとし 元日の朝
晴れて風なし 啄木」
これも 私の好きな句。
お正月は 誰もが 幸せになれる日ですね。
平成23年の 「初日の出」
元日の朝の富士山
お正月って 本当に いいもんだなぁ~ って思います。
さて 昨日は 興徳寺の 『元旦会(がんたんえ)』
10時より 法要
10時40分より 住職の法話、
毎年、日本昔話より お話をひとつ。
今年は 「節分の鬼」 というお話をしました。
おかみさんと 一人息子に先立たれ 「早く迎えに来てくれや~・・・」と 毎日 お墓でお願いをしていた おじいさん。
福の神にも とっくに見放されたと 節分の夜 わざとあべこべに 「福は外~ 鬼は内~」と やったら 何と 節分で追われた鬼どもが 集まってきて・・・ 呑めや 歌えの 大宴会、
おじいさんも すっかり嬉しくなって 踊りだす・・・
春になって お墓の前で・・・
「おらぁ もう少し長生きすることにしただ~ 来年の節分も 鬼たちば 呼ばねばならねぇ~ そう約束したでな~」
そういって 晴れ晴れした顔で 山を下りていったとさ・・・
「死にたい」といって死ねるものでもない、「死にたくない」といっても そうはいかない。
遠い先のことなど 誰にも分からないのです
来年までは! と楽しい目標を作って 一年一年を 積み重ねてゆきましょう、 と結びました。
ハーモニカ を吹いたり 下手な 書初め を披露したりと あの手この手の ワンマンショー(?)
住職からの 「お年玉」 は 特注の 紅白餡入り落雁、
外では 「甘酒」 と 「お汁粉」 ・・・
富士山も きれいで いい お正月でした。
これが 終わって やっと 私の お正月です。