山寺の
和尚さん日記

伝統の灯、今年も

8月16日、恒例の『川施餓鬼』。 
私が子どものころも参加していた伝統行事ですが、そのころはそれぞれが家で作った「タイマツ」を持って夕方興徳寺に集まり、火をつけてもらったらパチパチと火の粉をまき散らしながら川まで運び、橋の上から川に投げ込んでオシマイ、という行事でした。
ブラジルから戻ってきたときこの行事が地元の子供会によって継続されていたことに感激し、友人たちの協力を得て「流しソーメン」から始まる一日行事になったのが平成20年、今年が11回目ということになります。
発足当時から手伝ってくれているスタッフもそれぞれに10歳年齢を重ね、炎天下での準備(2日間)~本番(朝9時から夜8時まで)~翌日の片づけ・・・ という労働がだんだん負担になってきています。
その対策として、今年は募集人員を80名にし(例年は100名)、流しソーメンはプラスチックの樋を購入しました。

プラスチックは軽いので 途中の支えをこまめに入れなければなりません。 息子の泰潤が工夫してくれました。
週間天気予報では雨の予想でしたが、前々日に 曇り に変わりました。 
申込者82名、スタッフ42名、 前日夜半まで班編成や名札作りに追われました。
《8月16日 当日》

9:00 スタッフ集合

10:30 受付開始

11:00 開会式

開会式の後は それぞれが 竹のカップと箸を作る

初めてナイフを使うという子もいます
12:00 流しソーメン

スタートは実行委員長の叩くドラが合図

ミニトマト、ブルーベリー、飴なども流れてきます。

13:00 タイマツ製作~かき氷~ポン菓子~ゲーム

班ごとに別れ、それぞれがタイマツを作る。



ソーメンもかき氷もポン菓子も自作カップと箸で

15:00 スイカ割


全員が1回挑戦するが 割れてしまったチームはフウセンで代行して 終了後、皆でいただく
16:30 施餓鬼法要

全員が本堂で法要に参加する。 
「流しソーメンもスイカ割もみんなオマケ、これからが本番です」

 
全員が作法に則ってお焼香

法要の灯をいただいて タイマツに点火する。
18:00 タイマツ行列



18:30 投入



芝川(しばかわ)の河原で読経の中、タイマツを投入し焚き上げる。

19:00 閉会式

お寺に戻って「閉会式」、迎えに来てくれた保護者に子供たちをお返しし、長かった一日のオシマイです。
そのあとのスタッフの打ち上げでお互いのガンバリを称え、大いに盛り上がるはずなのですが、皆すっかりくたびれてしまって、ボソボソとお話をして、以前は「え~ 宴たけなわではございますが、このあたりで一応中締めということに・・・」などと言っていたのが、誰ともなく「そろそろ終わりにしましょうか~」「あ~そうだね~」なんてフンイキに変わってきました。
「お疲れ様」などという月並みな言葉では言い尽くせませんが、スタッフの皆さま、本当にありがとうございました。
昨夜、反省会があったのですが、伝統の灯を守りつつ、どう継続していくか?が重要課題となりました。

川施餓鬼が終わって、片付けの後すぐに「興徳寺便り」の編集にとりかかり、27日に発送、それからは毎日草刈りです。
「彼岸花」の芽が出る前にすべての草刈りを終えなければなりません。
ありがたいことに 市川建男さんというお仲間が毎日来て、暑い中 黙々と草刈りをしてくれています。
定年後、横浜から移り住み数年前「何かをさせてください」と申し出て以来ずっと 興徳寺の斜面に彼岸花を植え続けてくれているお方です。
本当にありがたいことです。
9月20日頃から見ごろを迎えることと思います。 皆さまどうぞ見学に来てください。
いよいよ明後日からは、お彼岸のお経廻り、 日中は檀家さんを廻り、夜は塔婆書きというハードな日々が始まります。

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