最近 ブログの冒頭に なぜ長いこと書けなかったか、という言い訳をするようになり、それも恥ずかしいことだと思っておりましたが、ここまで 長く空けたこともなかったので ちょっと説明を・・・
7月28日から お盆のお経廻りを始めて、終わったのが13日でした。 すぐに「川施餓鬼」の準備にとりかかり、16日が本番、 それから 講演2回、東京行き、お葬式2回、「興徳寺便り」の編集~発送で、昨日いっぱいまでかかってしまいました。
いくつかのことを同時に手がけられる能力や 集中力は確実に衰えているようで、それに暑さも加わって、やっとやっとという感じです。
『川施餓鬼(かわせがき)』
事前準備
4日前に竹を切り、大きな加工は済ませておく。
前日は テント設営、流しソーメンの樋作り、カップや箸、タイマツの加工
出来上がった 自慢のV型樋、25m+15m
スタッフです。 総勢47名でした。
当日10:30 受付開始
11:00 開会式
この日 参加してくれた子は93名でした。 それを6班に分けます。 うさぎ・さる・くま・しか・たぬき・きつねチームです。
竹のマイカップと箸を作る
このカップで ソーメン、カキ氷、ポン菓子を食べ、家に持って帰ります。
12:00 流しソーメン
用意したソーメンは20kg、 ミニトマトやブルーベリーなども流されます。 樋の作り方も 年々向上していて、途中であふれたり、こぼれたり、ということも ほとんどなくなりました。
13:00 タイマツ製作
今回もっともこだわったのが このタイマツの形でした。 このイベントのクライマックスとして 美しく大きな炎を最後まで保たせて欲しい、と製作担当者にお願いしておりました。 責任者 遠藤進さんのこだわりとして 燃料は バイオディーゼルです。 灯油に比べて 自然にやさしいけれど、火力は劣る、ここをどうクリアするかで 毎年改良が加えられてきました。
14:00~ カキ氷、ゲーム、ポン菓子実演、スイカ割
16:30 施餓鬼法要
子どもたちに お盆の意味、施餓鬼の意味、川施餓鬼の意味、そして霊の存在などを 話します。 ついで 焼香の作法も・・・
18:00 点火
柚野小学校6年生、奈良部柚衣さんが 御宝前の灯をいただいて 点火台に運びます。
19:00 閉会式
前日は ドシャ振りの雨、 当日は晴天で、とても暑かった。 無事故で 無事 終えることができたこと、何よりです。
このイベントが 子どもたちにとって 「ワクワク・うきうき」するものだろうか? 伝統行事の重みは 子どもたちの心をとらえただろうか?
来年へのテーマです。
それでも美しい炎を100基 川まで運ぶことができたこと、 美しい結果となりました。
川施餓鬼の翌日、断水。 山の中に埋設してあった水道パイプを 猪が 引きちぎってしまった為ですが 発見するまでに時間がかかり、さらに復旧するまでに2日を要しました。 当日でなくて 本当にヨカッタです。 流しソーメンどころではありませんでした。
昨夜 寝ていたら 足の指に痛みを感じて飛び起きた。 なんと ムカデがモゾモゾと・・・ 痛みをこらえて 氷で冷やしながら、応急処置方を探してみたら・・・ ナント冷やすのではなく 45度のお湯を20分間かけ続けろ、とのことでした。 ムカデの毒は熱に弱いのだそうです。
猪、ムカデと・・・すごい所に住んでいるな、と改めて思いました。
気の早い彼岸花が もう咲いていました。
明日から 彼岸のお経廻り、 毎年のことですが バタバタのままで 突入してしまう、というパターンの繰り返しです。