山寺の
和尚さん日記

劇団『うふふ』

今から6年前の 『花まつり』 のことです。
芝居好きの オネエサマたち3人が集まって、 仲間を取り込んで 「3枚のお札」という人形劇を上演したのですが、 これがなかなかの評判で、 「花まつり」には欠かせない出し物となりました。
  (6年前の「うふふ」 初めてのステージ)

最初の頃、 件のオネエサマたちが・・・ 
「劇団名は 『興徳寺の墓場の仲間たち 劇団ウフフ』で どう?」 などと他愛もないこと言いながら笑い転げていたのが いつしか『劇団うふふ』という名前が 一人歩きし始めたような次第・・・
私自身は 「まさか~?」 と思っていたのですが、最近では 違和感も なくなり、 他人さまから 公認されるに至って 「なかなか イイ名前じゃん」 と思うようになりました。
先日、出前公演の 依頼が・・・ 富士市の 今泉小学校の 学童保育クラブです。
3年前に 「3枚のお札」を上演したことがあったのですが 今回の「一寸法師」は それよりもずっと大がかりなので 体育館を貸してもらうことになりました。 観客は 小学生100名 です。
毎週 本堂で稽古を重ね・・・
 
本番を迎えました。

   (劇団一同)
最初に 舞台の 反対側で 琴と尺八の演奏を楽しんでもらい、 尺八の移動に伴って 前を見てもらう、という演出です。

寺田尚風さんと雅美さん、それに夏休みだったので 小学生、中学生のお弟子さんにも参加してもらいました。
古典あり、最近の歌あり、子ども達を交えてのダンスあり、 の 大盛り上がりの30分でした。

 尺八が移動するにつれ 子どもたちは前を向く
 我々は けこみ(舞台前のついたて)に しゃがんで待機
 
司会 「劇団うふふバージョン!」
「チョン!」
拍子木の音で 一斉に立ち上がり、全員で
「一寸法師!」

と お芝居がスタートします。

一寸法師誕生! 私は おじいさん役 で出演。

 姫様と 清水寺へ

 「やいやい鬼め、おいらが相手だ、覚悟しろ~!」

 鬼が忘れた打出の小槌を振ると 煙の中 一寸法師が大男になる

 二人は結婚、メデタシメデタシ・・・



  最後に出演者全員と お客様で 一緒に「一寸法師」を合唱・・・
13名の 大人たちが 稽古に稽古を重ね、わずか30分足らずの舞台に情熱を賭けるさまは 感動的でした。 
広い体育館で 上演するということで ワイヤレスマイク5本に 固定マイクが4本、それにバックミュージックと 効果音等、
音響的にもかなりレベルアップしました。
「劇団うふふ」 次の公演は 10月29日、地元の 柚野小学校です。

 「彼岸花」 咲いた


後 3週間ほどで 本格的な 「彼岸花」 のシーズンです。


*秋のお彼岸のお経廻りが スタートしました。  「お葬式」が入って 最初から 遅れが・・・ 
 9月21日の 「彼岸会」まで 昼は檀家さん廻り、夜は塔婆書き の毎日です。