山寺の
和尚さん日記

私のお正月

毎年のことですが 2日の『元旦会』 が終わると、すべての緊張が解かれて それはそれは楽な気分になって 「あぁ~ 正月だ~・・・」 とつぶやくのです。 その ホワ~ッとシアワセな気持ちを 『私のお正月』と題して書きたかったのですが・・・
                    アリソン と タクロウ



              
今年は オーストラリアの長男・拓朗夫婦が滞在していたので 2日の午後は 「白糸の滝」~「本栖湖」に案内し 結局のところ その後も ばたばたと予定を消化するだけで 気がつけば 正月もとっくに終わってしまいました。
拓朗たちが来たのは 29日、翌30日は 恒例の『餅つき』



   
この日 搗(つ)いたのは 35kg
拓朗も含めて 働き盛りの甥っこたちが交代で 計12臼、
「こんな重労働だとは思わなかった~」
 と 初体験の拓朗が・・・ 
私も 
最初と最後の2臼だけ 搗きました
「御供え」と 各家への 「のし餅」が 大半ですが
最大の楽しみは 搗きたてをその場で食すこと。
大福・いちご大福などに丸めたり・・・
ちぎって あんこ・きなこ・大根おろし・納豆・・・などと絡めます。
  
           総勢20名でした。


翌31日は 朝から 大掃除と片付けと 除夜の準備に追われ、 年越しそばを ソサクサと食べて 働き通し・・・
拓朗と嫁(アリソン)が 手伝ってくれて 大助かりでした。
23時半、 『年越しの唱題行』



ゆらめく 和ろうそくの灯のもと
静かに
 深く
  熱く 
 
   ホトケ様の中に溶ける・・・



      参加者と 新年を祝って コーヒーで 乾杯!  少し眠って 初日の出・・・
              輝かしき 平成26年の始まり


元日は 例年になく年始の客も多く、 その合間には 翌日の準備。
1月2日は 興徳寺の 『元旦会』
法要の後の法話といっても お正月ですから とにかく 笑っていただくことが肝心、
アゴゴというリズム楽器に 団扇太鼓を組み合わせ チンドン屋のリズム、 母を相手に稽古をつんだ その成果を披露しました。

 
まずは ご存知、「お富さん」から・・・
「さ~ 一緒に歌いましょう! 
知らない方は 手拍子を~」



『お富さん』から『東京音頭』と進んでいって・・・
最後に 『一心欲見佛(いっしんよくけんぶつ; 一心に佛を見たてまつらんと欲して・・・)』 に 結論を導くところが お正月。



法要の後の楽しみは 「甘酒」 と「お汁粉」



3日は 東京から友人家族が来てくれて、そして 4日に 拓郎たちが帰った・・・


おばあちゃんと一緒の写真を写せる日が また来るだろうか?
これは母方のじいちゃん・ばあちゃん


          
そして 1昨日は 仲間たちが 私の誕生祝いを・・・ 83歳の現役アコーディオン弾きの伴奏で 皆で歌う、という楽しい企画でありました。


昨日は 東京で 法事、
 今日は 溜まりに溜まった 片付けを・・・
               本栖湖からの富士山


 新しき年の始まり、
 すべてに感謝して しっかりと精進して参ります。