どんぐりの山に 登ってみると いろいろな気づきが 得られます。
昨年 植えた苗木が フサフサと若葉をつけて
風にそよいでいる姿は、
本当に けなげで
それでいて 何ともたくましい。
そうかと思うと まったく 新芽が出ず 昨年の枯葉のままの木もあります。
「結局 根付かなかったんだ~」と嘆いていると
「イヤイヤ これは 今 根を伸ばしている段階だから そのうち芽が出るよ」
と 山の師匠が・・・
「来年になっても 芽が出なかったら その時は 植え替えるから~」
という言葉に じっと見守っていたのですが・・・
出ました!!
今頃になって 新芽です。
苗木の 上の方 枯れた葉っぱが 見えるでしょうか?
そして根元に 若葉が!
春から 今まで じっと根を伸ばしてきたんだ、
と思うと 感無量!
エライゾ!
それでこそ 本物だ! って思います。
人間だってそうです。 すぐに芽が出る子もいるけど なかなか芽が出ない子もいる。
そういう子は じっと根を伸ばしているんです。
そこをきっちりと評価してあげないといけない、と 改めて思いました。
私の 尊敬する イエローハットの創業者 鍵山秀三郎先生の言葉
『良樹細根』
「根深ければ、葉繁し」―
樹は、広く深く細かく根を張っていなければ、大樹に育ちません。
何事を始めるにも、根が先で、葉は後。
を 改めて 思い出しました。
がらっと 話題を変えますが・・・
竹に 雄と雌があるのを ご存知ですか?
これが雄です。
そして これが雌です。
違いが分かりましたか?
一番下の枝が 1本なら雄、 2本なら雌なんだそうで・・・
しかも竹林のバランスとしては 1本の雄に対して 5本の雌 というのが 繁殖のバランスがいいのだそうです。
一人の女房を 持て余しているような 世の男どもに 聞かせてあげたいです。
友人ユメコさんの 作品。
私が なりたい木 が 見事に具象化されていて とっても好きな作品です。
タイトルは 『生きる』。
サブタイトルがついていて 「見える部分と 見えない部分の バランスをとる」
私は この絵を見て 『良樹細根』 を イメージしています。
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