山寺の
和尚さん日記

双子の桜

昨日~今日にかけて 晴天に恵まれ、興徳寺の境内は 桜の客でいっぱいでした。
とくに 今日は 晴れてはいるものの 富士山が雲で隠れていたので 一層の込み具合。 
???・・・ なぜかといいますと・・・  
富士山が見えていれば カメラマンの方たちは 写真を撮って 次の目的地に向かうので、駐車場も入れ替り立ち替りとなるのですが、富士山が見えないと(それも今日のように見えそうで見えないと・・・)雲が切れるのを 待っているのです。
私は 法事が続いていたので ほとんど外にも出られませんでしたが、隣の妙泉寺の駐車場をお借りしても 入りきれない車に 小パニック状態だったみたいです。 法事の檀家さんにも ご迷惑をかけてしまいました。
(昨日の様子です)

(第2駐車場;カメラマンの方と 花まつりのために 昨年購入しました)  
 






  
 
これは 石段の下にある しだれ桜、
「双子の桜」 と私が 勝手に呼んでいる
この2本の桜に こんな秘話(?)が 隠されているのです。
ムカ~シ
ここに1本の それはそれは 大きな 
立派な しだれ桜の古木が 立っていました。
ですが ある年の台風で 倒れてしまったのです。
おじいさんは 悲しみ、しだれ桜で有名な 身延山本山(ほんざん)より 苗木を分けてもらい 
倒れた木の横に植えたのでした。
やがて木はスクスクと成長してゆきました。
ところが、どうでしょう・・・ ナント 倒れた木の根っこから 新しい芽が出て グングンと成長し 
新しい木と肩を並べるようになったのです。
おじいさんは亡くなりましたが 2本の木は 寄り添うように 春になると 他のどの木よりも早く 美しい花を咲かせるのです。

言うまでもなく おじいさんは 私の父のことですが、この話 メデタシメデタシ チャンチャン!で 終わらないのです。
専門家に言わせると このままにしておくと どちらもダメになるので 一本を切れ! と・・・
でも どっちを?
例えは適切でないかもしれませんが 永いこと子供のできなかった夫婦が 養子をもらったとたんに 実子が生まれるハナシはよくあること、 でも どちらかを捨てる、ってことは・・・?
新しいおじいさん(私のことです)は 泣きながら 養子の桜の 太い根を一本切って 自然に枯れてゆくのを待つことにしました・・・ところが、
養子桜は 翌年もまた きれいな花を咲かせてくれたのでした。
「来年の花を見て どちらを残すか 決めますよ」 そう言って そう言って 5年の月日が流れ、 
今年もまた おじいさんは 「来年の花を見て・・・」 とつぶやくのでした。




昨日放映された TV東京の 番組(土曜スペシャル)を見て 「行きたいのですが~」 という問い合わせが 何件かありました。 静岡では 放映されなかったので、私は観ていません。 どなたかご覧になりましたか?
                                                       

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