山寺の
和尚さん日記

早過ぎもせず 遅過ぎもせず

書道教室の展覧会 「恵泉展」 が昨日で終了。
3日間を通して たくさんの方に来ていただき、 ありがたくも 嬉しいことでした。

どんなイベントでもそうですが 主催者にとって 入場者数は 大きな関心事。 
ところが どちらかといえば マジメな団体ほど 開催までは 大きな努力をするのだけれど
肝心の客寄せ(?)に対しては 消極的。
今回の展覧会、実は 3月18日~ に予定されていました。 
各地でイベント中止の報が相次ぎ、 西嶋先生の心も揺れていましたが、 「書道展は 問題ないんじゃないですか?」 という周りからの声にも押され、いったんは開催を決意。
しかし 3月15日、富士宮地方を襲った地震で 市内各地に被害発生、という時点で中止を決定したのです。
そして 今回の開催ですが これにもドラマがありまして・・・
普通 市民会館のホールを利用するには 最低半年間前に予約が必要だそうです。 先生も 秋ごろの開催を目指して 再予約にいってみると・・ 秋までの間で この3日間だけが ポコッと空いていたそう。
「あまりにも急なので ちょっと迷ったけど 決めてしまったわ」
これが よかった と思います。
   

3月に開催しても お客様は これほど来てくれなかったろうし、 
かといって 秋まで延ばすと あの日を目指して 努力した皆の作品が 
”旬” を失ってしまう。

西嶋恵舟先生 と作品



 初日、 展示の準備に集まった クラスメート。 平日なので 仕事で来れなかったメンバーが 他数名。
何事にも 絶妙のタイミングというものがあるナ~ と改めて思います。
私が 信条としている 「偶然はない、すべて必然」、 「やっぱり守られている」の裏づけでもあります。
こんな時に 思い出すのが 森信三先生(1896~1992)の言葉。
   『人間は一生のうちに逢うべき人には必ず逢える。
    しかも一瞬早過ぎず、一瞬遅すぎない時に。
    ただし内に求める心無くば、縁は生ぜず』

その時々に すばらしき人に出逢わせていただき 今の自分があります。 
回り道のようにも見える、 遅々たる歩みのようでもありますが、 振り返ってみれば それが 必要な時、でありました。 まさに 早過ぎもせず 遅すぎもせず、の 絶妙のタイミング だった、 と 思えます。
絶妙のタイミングとは 勝ち取ることではなく 与えられるものです。
だから これからも 与えられてゆくことでしょう。


           富士山に また 雪が降りました。
昨日は結婚式に招かれて・・・ 
披露宴の司会を務めたのが FMしみず のパーソナリティー・柴田怜奈さん。 
斎場での司会も担当し 私も 葬儀で よくお世話になります。
会場入り口で ばったり顔を合わせて 開口一番!
「ブログの更新が 止まってますね~ 今も出掛けに覗いてきたんですよ~ 」 
そうなんです。 このところ 昼も夜も 出かけてばかりで・・・
本日、5日ぶりの更新になってしまいました。
でも 待っていてくれる人がいるということは とっても嬉しいです。 
お報せ と お願い。 
来週14日より 東松島市に行ってきます。 今回は 現地の依頼を受けて 「土のう袋(乾いたヘドロを処理するために入れる袋)」を 持って行きます。 とりあえず 5000枚を 発注しました。 いくらあっても足りない状況、とのことで 引き続き 支援してゆくつもりです。 ご協力いただける方、お願いいたします。 (袋は、1枚25円です)