山寺の
和尚さん日記

息子が突然やって来た

先週金曜日~本日までの6日間で 4回のお葬式。 内、2回は 役僧(やくそう)といって 他のお寺さんに頼まれて出座したのですが 他の2回は 興徳寺の檀家さんです。
私の場合ですが・・・ 
訃報が入ると、夜中だろうが何だろうが すぐ駆けつけて 「枕経」。 そこで 遺族から 故人の 経歴・エピソードなどを聞き出して、戒名、通夜法話、引導文の材料にします。 
お寺に帰って、故人の経歴書を作り、戒名を作成し、葬具(位牌・塔婆・経帷子等々)を書き、引導文を作成。  納棺と自宅からの仮出棺に立ち会って、通夜~葬儀~火葬場~寺参り~埋骨 と大体このような流れで、計3日間。
だから 重なると とっても忙しい思いをします。
今回は、金曜日は 身延山本山での 「唱題行」へ参加。
土・日は 法事が2本と、師匠のお寺の「お会式」、「太極拳~唱題行」と ビッシリ予定が入っていたので、そこの兼ね合いが 大変でした。
そこへ オーストラリアの 拓朗(長男)がやって来た・・・
目的は北海道でスキー、
オーストラリアの友人・ニックと一緒です。 
ところが、北海道に雪がなく ニセコのスキー場が まだオープンしていないとのことで急遽 こちらへ。 
私は忙しくて何もできないので 以前 息子の所にステイしたことのある 甥に頼んで 迎え~アテンド一切をやってもらいました。
夜、焼き鳥屋で合流。
 
ニックは 初来日です。 
ちょうど 忘年会でごった返す 焼き鳥屋 が 大変気にいったみたい。

我家での 朝食では 納豆、 塩辛 にもチャレンジ、
「ウ~ン、グ~ッ!」と言ってくれましたが
本当のところは どうだったのか?
因みに 嫁のアリソンは 何でも食べるけど
納豆だけは 絶対 ダメ。
付き合ってやれたのは 夜だけだったので 食事のシーンばっかり。

我家での 歓迎会。 
友人のミキオちゃん夫妻(拓朗の結婚式に参加してくれた)
と妹夫婦と甥。

私は 子どもは 男の子が2人。
幼い頃から 「18歳までは 面倒見るから その後は 家を出るように」 と言い続けてきました。
妻もまったく同じ考え方でした。
彼らが高校を卒業するまでは 私はそれなりに収入もあって 二人とも サンパウロでは マァ名門といわれる私立高校に通っていました。 
ところが 事業につまづいて 見事なくらいの 貧乏に・・・
結果、拓朗は自力でメルボルンの大学を卒業し 次男、浩太は 27才で希望の大学に入学し、今年 卒業見込みです。
貧乏のお陰で・・・ たくましい若者に育ってくれました。



 
2月に結婚して、5月に日本に来て 1週間滞在し、 6月は新婚旅行で 2週間ほどブラジルに行き、今回はスキー。 往復6万円の切符が手に入ったから、とのことですが、よく働き、よくエンジョイしている・・・
ブラジルで育てて ヨカッタ、と思います。



北海道に 待望の降雪の報せ。 今頃 スキーを楽しんでいることでしょう。
しかし あいつは どこで スキーを覚えたのかしらん?
ブログを書き始めて 初めて こんなに空いてしまいました。 
言い訳タラタラ 書きたいことも いっぱいあるのですが このあたりで・・・
もう寝ます。
友人は 結婚式のとき ブライダルメイトを務めてくれた ニック。