山寺の
和尚さん日記

棚経終了!

本日、昼をもって お盆のお経廻りが終了いたしました。 最後のお宅は特に念入りに(?)お経をあげます。 もちろん、当の檀家さんは気づいていませんが、私なりの無事終了の感謝の気持ちを込めています。
7月29日に開始して、本日まで のべ16日間は いつもよりちょっと長かったですが、檀家さんではない新盆を迎えるお宅も数軒含まれていて、ほぼ計画通りでした。 暑い日、雨の日、遠方まで すべてスクーターで 行きましたが、 走っているそのことが うきうき・さわやかというのが いいなぁ~と思いました。
3日前の夕方、ちょうどお寺に着いたらケイタイが鳴って ある檀家さん。 「昼間、友達と一緒に行ってよ~、 池に鯉、入れといたから~」 急いで、池に行ってみて ビックリ仰天!! 小さな池に 鯉の稚魚がビッシリ、なんともマァ~、動いているので 勘定もできませんが おそらく百数十匹、あるいはそれ以上? まるで 縁日の「金魚すくい」の金魚みたい・・・

             
                          
お寺の池はもともと、台所や風呂などの生活排水を自然濾過するために作られたもので、浄化槽が出来てからは 水道の余水だけが入ってきています。 ついでにいうと 興徳寺の水道は 裏山の湧き水を引き込んだもので、それこそ天然水。夏冷たく、冬暖かく、一切の消毒も無く 当たり前だけど 無料です(小さい頃、町の親戚の家で水道を出しっぱなしにし 水はタダじゃない!と叱られて 意味が分からなかった)。 その排水のため池だったものを 掘り起こして 池らしくして 鯉と金魚を3匹入れたのは 去年の秋のこと。 その頃 件の檀家さんが 「俺の友達が 鯉 飼ってっから、 今度 もらってやるから」 まあ、5匹くらい、できれば10匹ももらえれば いいなあ、と思ってはいたけど それっきり忘れていました。 
何となく ぶっきらぼうだけど、心はとってもきれいな 檀家の佐野さん、本当にアリガトウ。それから まだ会った事のない お友達の篠原さん、同じダンプ屋仲間だそうですね、ありがとうございました。 お盆が開けたら お礼方々、自慢の鯉を見せていただきに伺います。  ・・・しかし~ 素朴な疑問ですが、このまま育ったら、池から 溢れてしまうのでは?と 心配するのですが・・・
さて、「川施餓鬼」を3日後に控えて、現在 申し込みの子供の数がちょうど60名。 定員50名と決めていたのですが、これもいつものクセの「まあいいか」で、来るもの拒まず。 楽しい お祭りになることと 思います。