山寺の
和尚さん日記

お寺で遊ぼッ!

毎年 8月16日は 興徳寺の 「川施餓鬼」。
この柚野の里を 北から南に 「芝川」という一級河川が流れています。 大事な農業用水・生活用水として、夏には、子供たちの格好の遊び場として 昔から無くてはならない存在でした。 しかし、水は冷たく、急流のため、溺死する方も 多くあったようです。
「川施餓鬼」は その年に亡くなられた水没者の霊に対する回向供養と 施餓鬼法要、お盆の送り火、投げタイマツなどが合わさって出来上がった行事かと思われますが、歴史は古く、村の長老たちが子供の頃に存在したとのこと。私も 子供のころ 燃えるタイマツをわざと揺らして火の粉を飛ばしながら 走った記憶があります。
6年前、私がここに戻ってきたとき、 地元の子ども会によって この行事が続けられていることを知り、大変嬉しく思い、以来、子供たちが喜んでくれたら という思いをベースに 周りの大人たちも一緒に楽しませていただきましょう、という行事を続けてきました。
今年 子供たちに配ったチラシ、縮小してあるので 読みにくいかも知れませんが。

8月16日 11時 興徳寺に集合。 マイ箸 と マイ・カップを作ります。 12時から 「流しソーメン」。 お腹いっぱいになったら今度は タイマツを作ります。 ゲームをやって 汗をかいたら 「かき氷」「「ポン菓子」の実演、すべて食べ放題。
夕方、本堂で 「施餓鬼法要」 子供たちにも お経を読んでもらい、きっちりと作法通りに「お焼香」もします。
その後、プロの人形劇団「じゅごん」の公演、 演目は「こんじょうるり」、子供はもちろん 大人にも楽しんでもらえる40分間の大作だそうです。
あたりが 少し暗くなった頃、 法要の 灯りをいただいて タイマツに点火。 石段脇の300基の竹灯篭の灯がゆれる中を、子供たちのタイマツ行列が進みます。
芝川の 新柚野橋まで 約500メートルを歩き、ここでお経をあげ、大きな石の上にタイマツを積み上げて、燃やし 供養とします。
写真は 昨年の「川施餓鬼」です。



興味をもたれた方、遊びに来てください。 
また近くに子供さんがおられたら どうぞ声をかけてあげてください。無料です。
前日の準備(流しソーメンの樋作り等)と 当日のお手伝い(ソーメンを茹でる等) のボランティア 大歓迎!!