山寺の
和尚さん日記

蕾ふくらむ

桜が開花したらブログを更新しようと思っておりましたが、ようやく一番下のしだれ桜が咲きました。 

3月になってずっと寒い日が続いているためか、例年より1週間近く遅れています。

興徳寺は富士宮市の「桜の名所」として 3日に一度 観光協会から開花状況の確認の電話が入ります。
「蕾固し」~「蕾ふくらむ」と伝えたきり、本日の問い合わせにも、「まだ 蕾ふくらむのままです」と答えました。
咲き揃うのは、4月の4~5日ころでしょうか?

下の段の菜の花は 咲きました。 上の段の方は 若芽を鹿に食べられて全滅です。

冬に咲く花が欲しいと思い「福寿草」を植えたところ、今頃小さな花が咲きました。
レコードプレヤーを置くためのデッキを作って欲しい、と春休みで帰省中の息子に頼みました。
今は僧侶の見習いですが、その前は家具職人でした。 ブラジルでのことなので、私は彼の作品を見たことはありませんでした。

材料にしたのは 本堂の入口に使われていた階段の板(米松)と、

新しい内玄関の踏み板に使われたケヤキ、です。

我が子の仕事ぶりを なんとなく横目で眺めておりました。
オーダーしてから10日、やっと出来上がったと思ったら、それから仕上げに入って5日間、昨日ようやく完成しました。
 
実はこれをお披露目したくて、ブログの更新が遅れました。



出来上がった作品に、とても感動しました。
 
そして家具職人とはイイ職業だと思いました。 
棄てられるはずだった木が生きる、作品は半永久的に残る。 世界にたったひとつの家具にシアワセを与えてもらいます。

弟の残したLPレコードを真空管アンプで鳴らします。 人のぬくもりを感じるような、とても温かい音です。 

真空管は温まるのに時間がかかる、寿命もある、LPレコードは、取扱いも少々面倒なものではあります。 
でも便利になった世の中で、あえて面倒なことをやってみることによって得られる喜びもまた大きなものだと実感しています。
「シアワセ」を求めて便利さを追求してきましたが、果たして「シアワセ」は得られたのでしょうか?
「何もなかったあの頃の方が幸せだったような気がする」・・・ よく聞く言葉です。
面倒くさいことをあえてやってみる、 時にはそんな余裕も必要なのではないかと思います。

4月2日は「花まつり」です。 今年も盛りだくさんのプログラムを用意いたしました。 近くの方、どうぞ お出かけください。

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