山寺の
和尚さん日記

箱根に未来の山を見た

2泊3日で 箱根に行ってきました。
毎年誘っていただいている 8人のお仲間、 80歳代が2人、70歳代が3人、60歳代が私を含め3人、そのうち2人は沖縄から、他 埼玉、茨城、神奈川、山梨から 小田原駅に集合しました。 それぞれに 事業を起こし 現役、あるいは会長職、相談役と 現在の立場もさまざまですが、世代を超えて 世相を憂い、ダジャレを飛ばし合う 貴重な仲間であります。

このレンタカーを小田原で借りました。
箱根は地元のようなもので 何度となく行ったことはありますが、他のメンバーも同じで 初めて、という方はおりませんでした。 「どこへ行くかではなく 誰と行くかが大切」 という共通認識で、場所はあまり重要ではない、ということもあるのでしょうが、 それでも 箱根には 人を引きつける魅力があるのだ、と今回 再確認いたしました。

「箱根神社」 平日なのに 観光客でいっぱい。

湯元の “ホテルおかだ” に2泊。
2日目は 成川美術館~箱根神社~駒ケ岳~ポーラ美術館 を訪れました。
私が箱根に行ったら 必ずといっていいほど訪れる 「ポーラ美術館」
まずはコレクションに圧倒されます。 モネ・ マネ・ ルノアール・ ルソー・ ドガ・ セザンヌ・ ピカソ、 日本画壇では 安井曾太郎・ 岸田劉生・ 梅原龍三郎・ 黒田清輝・ 杉山寧・ 岡田三郎助 ・・・
そして 企画がイイ、今回は 『フランスの絵画と化粧道具、ファッションにみる美の近代』 で 100年前の パリのファッション ・化粧道具等が その時代の絵画とともに展示されていました。
また この建物の環境がスバラシイ。  ヒメシャラの林の中 白を基調とした明るくモダンな建物です。

カフェもとても オシャレです。

私が言う前に メンバー全員がここを希望したというのが 嬉しい限りでした。 (見学地に 美術館を2ケ所、なかなかセンスある集団だと思います)

最後の日、小田原市の老舗かまぼこメーカー “鈴廣” にて かまぼこ作りの体験。 (ここは 箱根駅伝の中継地点で 来たことがありますが 中に入ったのは初めてです)
 
まずは この道18年のベテラン職人さんのデモンストレーション、
とにかく早い、そして美しい。
 
出来上がった “かまぼこ”  皆 得意顔してますが マ、それなりの出来栄えです。

私の作品(?) です。

その後  ちくわを作ります。
すり身を薄くのばして 竹の棒に巻きつけ、焼く・・・

指導してくれたスタッフ、 これが仕事とはいえ 鮮やか! さわやか!
これが 實に美味でした。季節限定の 桜色、ほんのりとさくらの味もします。
 
国道一号線の歩道を ちくわを食べながら歩く、なんて 一人ではとてもできないこと・・・
気の合う仲間と一緒の シアワセ!です。

今回の箱根でもっとも嬉しかったことは この山、 山肌に桜の花が ぼんぼりのように灯り、それはそれは美しい光景でした・・・ 


私たちの裏山も 30年後には このような姿に変わるはず。



30年後、 私たち 「YUNOどんぐりの会」 の創立メンバーは 私を含め ほとんどが この世に存在しないのでしょう。 でもこのような山を残せてやれるということは 何とシアワセなことか と思います。

*「花まつり」 が終わって 7月のお盆までの3ケ月間が 一年でもっとも自由な時間がとれる時、
  今までできなかったことを実行に移し、 しっかりと充実した日々を過ごしたく思います。