山寺の
和尚さん日記

山の仕事

竹の子が豊作の年を 「当たり年」 その反対を「裏年(うらどし)」といいます。
去年は「裏年」でしたが 今年は「当たり年」、それも私の記憶の中の 最大の当たり年、
もう 「大当たり!」なんてもんじゃない。 

「走り(出始め)」の頃は つま先で地面をなでるようにして探し、丁寧に掘って、春の味覚を堪能していたものが 今頃になると
「あの~ 茹でた竹の子あるんだけど どう?」
「アッ、ゴメン~ 他所でもらったものが まだ終わってないので~・・・」などと体よく断られるようになる。
勝手なもので 私も含めて「竹の子」に飽きてしまっているのです。

ニョキニョキ出てくる元気な竹の子に 何の罪もないのに 「またこんなに出た~」などと ため息ついて 一本一本倒しています。
 
竹の根は 隣接する土地にも延びてゆきます。 出てきた竹の子を放っておくと、立派な檜(ひのき)の森も 気がつけば 竹林。

スパイク付きの地下足袋を履いて、崖をよじ登って、竹の子を処理する・・・
「こんなトコにも竹の子」「あんなトコにも竹の子」
 
 
いつもは入らない裏側の沢で発見した光景は・・・ 2月の大雪で倒された大量の杉の木、
針葉樹は風に弱いが、雪にも弱いことを知りました。

倒木は沢の崩壊につながり、
更なる山崩れを起こす要因となります。

一方 私達が植樹したところは まったく問題がありません。
(画面の左側、既存の針葉樹林は崩壊し 右側、 針葉樹を伐採し 広葉樹を植えた私達の山は無傷)

 
この沢は 行政より「保安林」と特定され 現在植えられている針葉樹を伐って、広葉樹にという私達の主張は認められません。
(現存の立木を倒すことによる防災上のリスクも その木が針葉樹であるなら むしろ危険だと思えます)
 
このような現象が おそらく日本中の山で起こっているのでしょう。
私達の 「美しき里山作り」は まだ始まったばかりですが 目指す方向は 間違っていない、と確信しました。 





村は田植えの真っ最中


田んぼに写った富士山です


               
仲間たちが皆 田んぼで忙しく働いているこの時期、 私も 山で汗を流します。