彼岸花がいまだに咲き誇っています。

前回予想した通り、9月27日ごろがまさに見ごろではありましたが、開花していないものもあり今頃咲き揃いました。

もちろん最初の頃の花は枯れていますが、それでも新しい花の中にあって赤い色は残っているので全体にはとてもいい感じです。

連日多くの見学者で賑わっています。

来て下さることは嬉しいことですが、相も変わらずカメラマンのマナーの悪さにとても疲れます。

毎朝、お勤めの後お墓詣りをして、そのまま境内を歩きます。　法衣のままです。朝の6時半ごろですがすでにカメラマンが何人もいます。

「おはようございます」と挨拶してくれる方もいますが、無視されることが半分、それでなるべくこちらから挨拶するのですが、それで無反応の時はさすがに悲しい・・・　

モデルのような恰好した女の方が自撮りをしていて「おはようございま～す」と言ったら「はぁ？」という顔で見返された・・・

私なりに考えてみたのですが・・・

カメラマンは写真を撮るという目的だけで来ているので、他のことを考える余裕がないのかと、

《お寺は祈りの場です　まずは本堂前にご参拝下さい》の看板を入り口に立てたのですが見向きもしない、

でも字は違うけど　”とる”　だけではダメだと思う。

”与える”ことによって人はシアワセになれます。
「笑顔を与える」「よい言葉を与える（挨拶も）」ことを『布施』といい、ハッピイになるための仏さまの大切な教えです。

最近めっきり増えてきた”コスプレーヤー”の方たち、は意外なことに（失礼）、とってもマナーがいい、

事前に撮影許可の連絡をくれるし、しっかりと挨拶にも来てくれます。

「敬遠されることも多いのに、ありがたいです」と言ってくれます。

そうなればこちらも嬉しくなって「下の部屋を着替え用にどうぞ」などと言ってしまいます。狭い車の中で着付けにメーク計2時間もかかるのだそうです。　

10月、衣替えの時、まだ暑いけど決めごとだからと従うか、涼しくなってから冬物を着ることが自然か、そうは言っても　まぁ周りに合わせるか、

色んな考え方があります。　彼岸花も同じで、お彼岸に咲くことが決まっているからと例年通り9月10日~15日に芽を出すもの、涼しくなってから～と月末まで待つもの、出たくないけど周りに合わせてしぶしぶ出たもの、そんなこんなで今も花が楽しめるからいいとするか・・・と考えているノー天気な私、後3ケ月で今年もオシマイですね。