山寺の
和尚さん日記

仏前結婚式

3月31日、良く晴れた日曜日 泰潤と沙織さんの結婚式が執り行われました。

挙式の前

庫裏にて着付けを行います。 男子立入厳禁!

「はい、できましたよ~」の声にそ~っと襖を開けると 何と~! ・・・

感激のご対面でした。

 

今の男の子は優しいな~ 私などとてもこんなことできなかったな~、 でもとてもイイ写真。

仏前結婚式

親戚・お坊さんの代表・檀家さんの代表・友人たちの見守る中、仏さま・ご先祖様に結婚の報告と誓を述べ、

末永くお守り下さいと祈願します。

読経の後、導師から念珠が授与され 「焼香」~「誓の詞(ことば)」~「三々九度の盃」と続きます。「誓の詞」は仏様にお誓いする言葉を2人で考え、それを読み上げてもらいます。

花嫁道中

式が終わり、祝福のためにわざわざ来て下さった多くの方たちにご挨拶をし

披露宴の会場まで約200mを歩きました。 私が勝手にイメージした「花嫁道中」です。

遅れていた桜が直前2日間の温かさで一斉に開花し、満開の菜の花とともに彩を添えてくれました。

それにしても 泰潤が嬉しそうですね。

新婦がちょっとだけ「お色直し」

披露宴

いつも「どんぐりの会」で作業などに使っているスペースに、フラワーデザイナーの友人・高瀬文江さんが思い切ってデコレーションしてくれ、とてもすてきな会場になりました。

 

福岡の友人、ミュージシャンの「はる」が駆け付けてくれました。

新郎の父としてご挨拶

「このお寺に後継者ができたことだけで嬉しかったのに、こんなに可愛いお嫁さんが来てくれて、
まさに感無量、本当によかったです。
見知らぬ土地、しかも田舎暮らし、さらにはお寺という特殊環境でご両親始め御親戚の方々はご心配でしょうが、泰潤と私が全力で沙織さんをお守りすることを約束します。
これからは親戚です。いつでも遊びに来て下さい。」

最後に新郎が挨拶し、そして2人の提案で「糸」という歌を全員で歌って閉会となりました。

ささやかですが温かく明るいとてもよい「結婚式」であったと思います。

若い二人が力を合わせアイデアを形にし、そして私の友人・仲間たちの大いなる協力があってのおかげです。

お彼岸といくつかのお葬式が重なってアタフタしているところを、会場準備はもとより境内のお掃除までを自主的にやっていただきましたこと、心より感謝申し上げます。

(⇧ 外から見た披露宴会場、普段は倉庫と作業スペースです)

今年の桜、やっと開花したと思ったら毎日雨が続き。これといった写真が撮れずに終わってしまいました。
せめてものワンショットです。

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