山寺の
和尚さん日記

雑草という名の草はない

このところ 寒い日が続いています。
本堂の 寒暖計は 毎朝1~2度、 「獅子脅し」 の周りの フキノトウ も凍ってバリバリです。

さて 前々回のブログで 庭の小さな花の写真に ・・名前知らず・・ と載せたら、何名かの方から ご親切に 名前を教えていただきました。
「オオイヌノフグリ」 というのだそうです。 (大阪のエミイさん、ルリコマクサではありませんでした、茎の長さで5cmばかりの小さな花です) 
それにしても・・・ それにしても ケッタイな名前じゃありませんか、 フグリ といったら アレですよ、 つまり 睾丸、 大きな犬のアレ?を よりによって この小さな花につけるなんて・・・  
文献によると(?) この花の 実の形が そっくりなんだそうですが・・・
注意深く観察して 発見できたら また写真に収めて upします。
でも 今回は ちょっと感動しました。 今まで 気にもしなかった雑草に ちゃんと名前があって それに興味を持っている人が いっぱいいることを 知ったからです。
改めて 眺めてみれば なんとも可憐で 可愛い花です。
   
「雑草という名前の草はないヨ」 昭和天皇が当時の入江侍従長に 仰った言葉として、
小学生の頃 母から教えられたのですが、 
突然 その言葉が 蘇りました。
どんな草にも 花にも 名前がある。 
当り前といえば 当たり前ですが 改めて 感動! です。
これから 少しづつ名前を 覚えていこうと思います。

  
雑草では ありませんが  これは何?
ご心配いただいておりますが 膝の調子は マアマア、
かばいながら 補助具の お世話になりながら 元気で お経廻り を続けています。




*「一口法話」 と 「住職のひとりごと」 更新されています