山寺の
和尚さん日記

ゆず湯

今日は 冬至。 
1年で昼がもっとも短い日。  興徳寺のあたりで 朝6時半ごろ ようやく明るくなって、夕方 4時半には 暗くなってしまいます。
冬至といえば かぼちゃと 柚子。 
何故なんだろう? と調べてみたのですが、
私が納得したのは・・・ 
ムカシ、 冬に対する恐れから 無病息災を祈って (野菜の少ないこの季節)栄養補給のためにかぼちゃを 食べたり、 香りに邪を祓う霊力があると信じられていた 柚子のお風呂に入るなどして 冬至の夜を越していた。
・・・という説です。
 
かぼちゃ は あまり好きではありません。
「ゆず湯」をやってみようと 思いつきました。
 


興徳寺にも たくさんの柚子の木があったのですが 
整理してしまって 今は裏に1本きり。
背が高く おまけに土手に生えているので 梯子がかけにくく、採るのに苦労します。




ゆず湯にしました。
ちょうど 母が 月一度の ショートステイに出かけていて 今夜は 私一人。
肌にしみるらしく 母が好まないので 日本に帰ってきて 初めての「ゆず湯」、
ということは・・・何十年ぶり、なのでしょうか?



お風呂の中で喜ぶ私の姿が お見せできず、残念です。



私の住む この地域を 「柚野(ゆの)」 といいます。
かつて 柚子 がたくさんあったので この名前がつけられた そうです。