彼岸花が 境内のあちこちで 所狭しと咲き誇っています。
幼い頃、この 彼岸花 のことをなぜか 「はっかけばあさん」 と呼んでいました。 あまり 良いイメージはなく ただ意味も分からず エンギガワルイ と言っていたような記憶が あります。
彼岸花は、球根に毒があり もぐらが来ないよう 田んぼの畦(あぜ)に植えたそう。 その毒性と お彼岸という 死者につながるイメージが そう言わせたのか? と思います。
調べたところ、彼岸花には 300以上の呼び名があります。 有名なのは 曼殊沙華(まんじゅしゃげ)ですが 我が「はっかけばあさん」 も堂々と(?)登録されていました。
ところで この 「はっかけばあさん」、 当然のように 歯欠け婆さん と理解していましたが、葉が出る前に花が咲く、つまりは 葉欠け の意味という説もあります。 もっともらしい説ですが そうなると 婆さんを どう説明するのか?
去る 6月20日、「第一回 興徳寺をきれいにする日」に 裏山の 竹を伐採した跡地に この彼岸花の 球根を約40kg 皆で 手分けして植えました。 広い面積なので まだまばらですが これから 増えていくことでしょう。
来年以降、裏山全体が 真っ赤な華で埋め尽くされるかと 思うと それだけで ワクワク・ドキドキです。