興徳寺の情報交流

>> 住職のひとりごとトップページ

興徳寺の情報交流-住職のひとりごと

第79号(復刊第4号)平成20春お彼岸

 今年最初の『興徳寺便り』をお届けします。

 ところで皆さんはどんな風に、年を越されましたか?
興徳寺では大晦日の夜、11時半から元旦の0時半までの1時間を、お題目を唱えます。 昨年までは私一人だったのですが今年は4人の方が参加してくれました。
その後、その中の一人を誘って初日の出を見に桜峠へ。(桜峠は、興徳寺の裏の山です)
「柚子の会」というボランティアグループが毎年登山道を整備し、山頂で甘酒などをふるまってくれます。

それにしても今年の初日の出の美しかったこと。
富士山、伊豆半島を見渡す雄大な景色の中、駿河湾から昇る太陽に、皆、自然と手を合わせました。

 暑さ寒さもお彼岸まで。と申しますが、この『お彼岸』、1年に2回、昼と夜が同じ長さになる日を中日として前後1週間、仏の教えに素直に耳を傾け、先祖に思いを馳せて追善の供養を捧げる、という、日本の古くからの行事です。

 さて「お塔婆」にはどんな意味があるのかご存知ですか?
今から2500年前、お釈迦様のお墓として、ストゥーパ(塔)が建てられ、それが仏教のシンボルとなり、五重塔になり、卒塔婆(そとうば=お塔婆)になったのです。
塔(お塔婆)を建てることにより、先祖が喜び、それが私たちの功徳となります。

そこで興徳寺のお彼岸会を今年は早めの3月16日としました。
たくさんお経のあがった「お塔婆」を建てて、お墓参りをしていただけたらと思います。

 ところで「ギフチョウ」と言う名の蝶のこと、聞いた事ありますか? 
黄色と黒のダンダラ模様の美しい蝶で、年1回春先だけ姿を見せるため、「春の女神」と呼ばれています。
芝川町では平成13年に「保護条例」が出されました。
この蝶は「カンアオイ」という植物の葉に卵を産むのですが、興徳寺の裏山にも、この植物が自生しているため、山を手入れすれば、蝶が下りてくるかも、と住職の友人・高瀬幹雄君が事務局を務める「芝川町ギフチョウ保護の会ー深沢洋司会長」のメンバーが、ボランティアで竹林の整理をしてくれています。
チエンソーで竹を伐って、片付けるという仕事ですが、できれば檀家さんの中からもお手伝いをお願いしたいと思います。
将来的には竹林を、竹の子を採る分だけ残して、どんぐりの実る雑木林に戻してゆきたいと考えています。

 ギフチョウもそうですが、野生の動物が里に下りてくること、杉花粉等、自然環境の変化によって生じた問題に対して、自分たちができることから、具体的にやってゆきたいと考えています。どうぞ知恵と力を貸してください。