山寺の
和尚さん日記

初心に戻る

初日の出

大晦日は例年通り23時半より『年越しの唱題行』、瞑想とお題目(南無妙法蓮華経を唱え続ける)で年を越します。 

2時に寝て、5時に起き、「延命寺山」で初日の出。

富士山と駿河湾、その向こうの伊豆半島から日が昇る・・・まさに日本一の絶景!です。

「世界中の人々が幸せでありますように」と願いを込めて・・・

初雪

1月6日、この地方に珍しく雪が降りました。

昼前から夕方までコンコンと降り続いたのですが、翌日には溶けてしまいました。

雪が降ったのは7~8年ぶりだと思います。

竹林整備

年末より「竹林の整備」を行っています。

まずは、前年度に倒した竹を下まで引きずり出します。 この作業がなかなか大変。

軽トラに500ltの水タンクを積載し、ある程度燃やしては消火して炭をとる。

(消防署に申請して ”焚火” の許可をとりました)

この炭はいわゆる消し炭ですが、山の土壌改良に大変有効なもので、今回は50袋ほど収穫(?)できました。

単に竹林整備の手段として始めましたが、このようなオマケ?がついてきて、嬉しい限りです。

 

七面山

毎年、誕生日に「七面山」に登るようになって10年以上になります。

標高1700mに建つ「敬慎院」は日蓮宗総本山「身延山久遠寺」の鎮守・七面大明神を祀る、私達にとっての”聖地“といえる存在です。 

そしてここに至るには、誰もが自らの足で歩かなければならない、いわば「修行の山」でもあります。

敬慎院

今年の誕生日は町内会長として神社の「正月祭」に出席せねばならず、翌週の1月18日に実施しました。

朝4時に出発、登山開始は6時、ヘッドライトの灯を頼りに真っ暗な道を進みます。

道はよく整備されているし、途中3箇所「坊」があって腰を下ろして休むことが出来ます。

それにしたってかなりの急登、口でハアハアと息をしながら「キツイ!・・・」と思うことも毎年のこと、そして道のり半ばを過ぎたところでこの看板が迎えてくれます。

「何度でも初心に戻れる七面山」

そうなんだ、自分は初心に戻るためにここに来るんだ、と
とても嬉しくなって、それから体が軽くなります。

私にとっての初心は、坊さんになる、と決意してブラジルから戻って修行を始めた頃、
今から18年前のみずみずしい心にリセットして、本年もやっていきたいと思います。

この山に登り始めたころ、ほとんど休憩もとらずに上りが2時間弱、下りは走り続けて1時間弱が記録でした。 今回はその倍の時間がかかりました。
これからはもっと時間を要することにもなるのでしょうが、ずっと続けてゆくつもり。

年の初めに「初心に戻る」、ステキなことだと思います。

1月20日から『寒行』が始まりました。

寒い夜の道を若いお坊さんたちと歩いています。 私がブラジルから戻った年からですから今年で18年、

これもずっと続いていって欲しいです。

お正月、外の七輪でお餅を焼いて食べました。

母には今年も元気で過ごして欲しい。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

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2 件の投稿

  • ~ より:

    こんにちわ!
    竹林の伐採お疲れ様でした。
    捨ててしまう物が肥料になるなんて良かったですネ!
    その分お手間をかかるとは思いますが~。
    七面山行かれたんですネ お誕生日に行けなかったとおっしゃって
    おられたので

  • エミー より:

    途中で送ってしまいました。すみませんでした。
    七面山行けて良かったです。
    お母様お元気で良かったです♪
    笑顔のお写真ありがとうございました。
    ホント癒されます。
    寒い毎日ですがお身体ご自愛ください。
    前のコメント名前入ってないと思いますが私です。