山寺の
和尚さん日記

米寿の芳枝さん

母が昨日 88歳の誕生日を無事迎えることができました。
例年ですと 家で ケーキと花でお祝いをしていたのですが 『米寿』ということで 富士市にある 割烹のお店に 出かけました。



お店までの間、車の中で 「今日はお母ちゃんの誕生日だから、オイシ~イもの 食べに行くヨ、富士・富士宮あたりでは 一番イイお店だからね」などと 話しました。 
「そ~お 嬉しいね~」 と喜んでくれますが すぐに忘れます。 同じ会話を飽きずに繰り返しているうちに、いよいよお店の近くまで・・・ 
「もうじきだよ~」 と言ったら 「何だか 嬉しくて ドキドキしちゃうね~」などとマトモな返事、 ようやくインプットされたようでした。

新幹線 新富士駅近くの 『ふじ万』 という 知る人ぞ知る 静かでよいお店です。
  
「土瓶蒸し」 も 「お造り」 もさらりと洗練されています

ケーキも用意してもらいました。


妹たちが 手拍子で歌い始めると 一緒に歌い

とにかく よく笑う

「肌がキレイで とても88歳には見えませんね~」と 女将からも・・・

本人も 88歳とは とても認識できないようで、80歳を過ぎたことすら よく分かっていません。
「ホントにそんなになる~?」 と 冷蔵庫に貼られたボードを 笑いながら指差し、
そして その場で忘れます。


帰り路、
「長生きしてよかったな~」 と 嬉しそうに 言ってくれました。

私が 小学生のとき、
当時 占い に凝っていた父が
母の額のほくろを発見、
次に 手相を見て 
「短命、45歳くらいかな~」 と つぶやいた・・・
私は怖くて
「オカアチャンが死んじゃう~」
と泣きながら
用水路の脇の細い道を
ただバタバタと走った・・・
よくぞ ここまで 元気できてくれた、
と 感無量。
昨日のことも もう忘れてしまったけど
私たちの心に
しっかりと 感動を
残してくれました。
願わくは 「長生きして欲しい」 です。
          台風去って、抜けるような青空と富士山


 
*台風19号、被災者の方々には 心よりお見舞い申し上げます。
興徳寺に関しては 万全の体制で臨みましたが、被害はまったくありませんでした。 いろいろとご心配くださった皆様に 感謝申し上げます。
*17日より2泊3日で 興徳寺の初のバスツアー、佐渡へ行ってきます。 ハイシーズンとあってバスガイドさんを調達できず 行きと帰りを私が努めます(現地では ガイドさんが乗り込んでくれます)。 
目下、必死のリハーサル中・・・

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