彼岸のお経廻りが ようやく終わり、塔婆書きのラストスパートもやっと終了したところで 檀家さんの訃報・・・ ブログの更新が大幅に遅れている 言い訳ですが・・・
日中はお檀家さんを廻って、夜は 卒塔婆書き、の繰り返しでしたが、 今回ちょっと感動したのは、富士の池田知津子さんというお檀家さんの お申し込み。
亡くなったご主人に5人のお兄さんがいたそうです。
4男、5男は戦死、
長男から3男までは いずれも生まれてすぐに
亡くなったそう、
「その3人のことがとっても気になるので
卒塔婆を建てて このお彼岸に供養してあげたいんです。」
ご長男の命日を見て 驚きました。
明治41年です。
今から 106年前のご先祖様に思いを馳せ ご供養される 千津子さんの年齢を聞いてビックリ、何と83歳でした。 とっても若々しくて ステキな方で 私は75~6歳かと思っていました。
私が死んで、それから100年後に 誰かが卒塔婆建てて 供養してくれるでしょうか? ご先祖様も嬉しいけれど、 それができる 知津子さんも嬉しいですネ。
今回は 70枚の卒塔婆でした。 下手ですが 丁寧に楷書で書きます。
彼岸花 咲きました。
昨年知り合った 市川さん、 横浜の方ですが、定年後 好きな畑仕事をしながら暮らしたいと、この村に移ってきました。 お仏壇を安置するときに ちょっとお手伝いさせてもらったところ、「何かお手伝いさせてください」 と申し出てこられ 新しい墓地の上の斜面に 彼岸花を植えてくださいました。 作業に2週間くらいは費やしたでしょうか、毎日 お弁当持参で通って来られて・・・
今年、見事に咲いてくれました。 本当にありがたいことです。
明日は 彼岸法要、夜は通夜。 今から まったく異なる 2つの法話を 練り上げなければなりません。
どうぞ 彼岸花を見に お出かけください。