山寺の
和尚さん日記

ディスタンス

お彼岸です。 お経廻りも 『彼岸会』も無事終了いたしました。
1昨日の『彼岸会』、書き上げた「卒塔婆」が89本、80名の方がお越し下さいました。
本堂にいっぱいの参詣者

「彼岸」とは? 悩みも苦しみもない ホトケ様の世界、遠い遠いはるか向こうの方、
「さあ~ 皆で 彼岸にわたってみましょう~」と 一緒に 「船頭さん」の歌を歌いました。

皆ニコニコしながら
「? 村の渡しの船頭さんは 
今年60のオジイサン~・・・」


「ハ~イ 着きました、ここが彼岸です」

 「な~んだ、おんなじとこジャン~」
 
「でも 今は悩みも苦しみもないでしょう?」




「日蓮聖人が おっしゃいました。 
地獄とホトケはどこにあるかと調べてみたら (地獄は)地の下と書いてあるお経もあり、(ホトケの世界は)西の彼方と書かれているお経もある、
されど よくよく問い尋ねてみると (地獄もホトケも)我らの五尺の身の内にあるとみられる。 
心の中で父親を軽蔑したり、母親をないがしろにする人は 地獄はその人の心の中にある、
ホトケもまた 私たちの心の中におられるのです」


愛おしさは距離(ディスタンス)に比例する、ということを発見しました。
母をお風呂に入れて パジャマを着せ ベッドに寝かしつけて フトンの肩口をポンポンと叩いて、「おやすみなさい~ 」と言う、その時の 私と母の距離は30cm、この頃から 母がとても愛おしい存在になりました。
 新婚の頃は 夫婦の距離は0cm、もっとも愛おしい存在です。 それが 子どもに代わり、孫となる・・・  
「猫可愛がり」 という言葉がありますが、抱きしめることのできる距離は愛おしさ、慈しみの象徴です。 

遥か彼方の存在であった ホトケ様との距離は 実は0cm、
「シアワセも フシアワセも おのが心の内」。

「興徳寺の桜」 
もうじきほころぶ模様
早い桜は2~3日以内、
今月末で 上の駐車場の桜も 開花すると
思われます。


《お知らせ》

4月6日は『花まつり』、
今回はスペシャルゲストとして 浪曲師の 国本武春さんを お招きいたしました。 昨年、初めて 舞台を拝見し、浪曲のイメージをはるかに超えた芸に感動し 私の坊さん10周年の 特別企画としました。 せっかくの機会です。 お近くの方、 騙された、と思って見に来てください。 必ず 満足していただけることと思います。

*3月26日から3日間、母の白内障の手術に付き添います。 帰ってきたら、桜情報を更新します。

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