山寺の
和尚さん日記

母と子の温泉旅行

妹が 定年退職したので 「長い間 ご苦労さま」の 意をこめて 家族水入らずの 温泉旅行に行ってきました。




行ったのは 山梨県の「西山温泉 慶雲館」、私のお気に入りの旅館です。

家から 車で 2時間、
早川の上流、湯川との合流点にあります。
(下の写真で 旅館の手前が 湯川、左側が早川です)
 



早川沿いの一本道を 遡ること約40分間、 他には何もない山の中、という立地条件で これだけの格式を誇る旅館が存在する、ということが まず嬉しくなってしまいます。
1300年の歴史があるそうで 何よりもスゴイのはお湯の量、 52°Cのお湯が毎分2000リットル、これは 日本一だそうで 6つのお風呂の他、部屋のお風呂・シャワー・洗面所まで 全部かけ流しの温泉です。

 早川沿いの 露天風呂

 
 4階の 露天風呂
 
 夜は満点の星を眺めながら
 朝は 雪山をバックに




 
カンパ~イ!
料理が また とってもイイのです。 
海のものは 使わない。 
当たり前といえばアタリマエ、でしょうが これで 客に満足をあたえるのは なかなかのこと・・・
   

  
岩魚の 塩焼き

 
「妹の退職記念です」 と伝えると
 旅館側から サプライズのプレゼント、
 これには 妹も ウルウル・・・
松永家は 6人家族でしたが、 弟と父が亡くなって 今は4人、 
この4人で旅行したのは これが初めてのこと。
最初にして最後、 という思いが強かったので
今回のタイトルも それでいこう、と決めていたのですが・・・
あまりにも よい時間を過ごすことができて、 これで最後なんて 思わなくてイイ、と 考えかたを訂正、

母のバカ笑い
理想の認知症です。
母が 嬉しいなら 子どもはやっぱり嬉しい。



私63歳、双子の妹は60歳、そして母は ことし 87歳を迎えます。


(富士宮市街を見下ろす 峠より)
2月27日より いよいよ 春のお彼岸の お経廻り が 始まります。
「卒塔婆書き」 と 「花まつり」準備も 同時進行で すすめていかなくては なりません。
今年の 「花まつり」 4月7日です。