令和6年の元旦、 恒例の『初日の出』スポットへ。
「柚野山森づくりの会」が植樹~整備を進めている「延命寺山」です。
口コミで参加者も増えてきました。 ちょっとキツイ山道を登らなければなりませんが充分に価値はあります。
↑日の出前です。
富士山と駿河湾、3776mが一望に! まさに日本一!!の初日の出だと思います。
七面山へ
誕生日に七面山に登るようになって10数年。
朝3時に起床、6時に登山口へ。 もちろん真っ暗です。 ヘッドライトを頼りに1時間、最初の坊(休憩所)に着いた頃に日の出となります。
高低差約1400mですが途中3ケ所にこのような坊があります。まずはお経をあげ、その後、腰を下ろして軽く休憩。
つづら折りの道のりはずっと登りだけですがよく整備されていて、1丁(60間=109m)ごとに標識もあり、全部で50丁で到着です。
この標識がなかなか曲者?でハアハア登りながらチラッとみると「ア~ッ、まだ○○丁目か~」とガッカリするのでなるべく見ないようにしていました。少なくとも昨年までは・・・
ただひたすらに一歩一歩積み重ねていけば必ずゴールがある、それが修行だ!などと言い聞かせていました。
それも一つの方法ですが、今年はこんな風にしました。
「今34丁目か、そうするとあの角を曲がると35丁目が見える」そう言い聞かせて角まで到達すると、案の定、遠くに次の標識が見える。
「さ~35丁だ、次の角を曲がると36丁目が見えるぞ~」そんな風に歩を進めて行ったのです。
これは私が信ずる『時間は未来から流れる』の応用です。
一般に私達は「時間は過去~現在~未来へ、と流れている」という概念を持っていると思います。
それに対して「時間は未来~現在~過去へ」という概念もあります。
日本人はもともとこの未来から現在、という考え方を持っていたようで 江戸時代にできた「和時計」は針は動かず文字盤が廻っていました。
そう、未来から時間がやってくるんです。
例えば、11月に稲の収穫をするために6月に田植をする、そのためには春先に種を蒔く・・・というふうにすべて前倒しで行動をしてきました。
それが西洋式の針が廻る時計によって過去から未来へと変わっていったのではと思われます。
過去の結果によって今があるのではなく、未来に設定したものが今に流れ込んでくる。
ただ確実に一歩一歩と前に進むのではなく、 未来がどんどんこちらに向かってくる、というイメージです。
30年後、50年後の満開の桜の園が、今、私に苗を植えさせている、のです。
今回の七面山もゴールが向こうからやってくる、というイメージで歩いたところ、昨年よりスピードアップし3時間半で「和光門」に到着。
驚いたことに雪がまったくありません。 (↓は例年)
「敬慎院」も地肌が見えていました。
同じく例年です。↓
冬の七面山に登り始めて17年目だと思うのですが、アイゼン(すべり止めの爪)を使わなかったのは初めてです。
やはり雪があった方がよかったな、と思います。
この日の天気予報、朝の内は晴、11時から曇り、その通りになりました。 この写真の30分後に富士山は完全に隠れました。
富士山が見えるかどうかは大違い、これからもずっと登り続けたいと思います。
74歳になりました。
それから、息子の泰潤が結婚することになりました。
3月31日、興徳寺で挙式です。
なにかとせわしい日々、1月20日から始まった『寒行』も後5日、最終日2月3日は4年ぶりの節分の豆まきを興徳寺で行います。
お近くの方はどうぞ。
1 件の投稿
こんばんわ!
ご住職様74歳で険しい山道を登られてホント凄いです!
今年は雪が無くて何時もの景色と少し違ったんですネ
今日最終日の寒行豆まきお疲れ様でした。
息子様のご結婚も決まりお忙しい毎日だと思いますがお身体ご自愛下さい(^^♪
綺麗な日の出の写真ありがとうございました♪