山寺の
和尚さん日記

トイカンベツという所

北海道 天塩郡幌延町字問寒別(といかんべつ)
24歳から 29歳までの5年間を過ごした所です。

 最北端 稚内から 国道40号線を南下して 約80km、
 そこから東に折れた所に ある集落、
 
 極寒の地 しかも土地は 泥炭地、 
 開拓の先駆者たちは それはそれは 苦労をされた・・・
 山の中に入り、 小屋を建て、 
 木を伐りだして 筏にし 天塩川を下る・・・
 
 それが 鯡(にしん)で 賑わう 天塩港で 
 鯡を炊いて 
 魚滓(ぎょかす)を作るための 薪になった・・・
 当時 魚滓は 貴重な肥料で 秋田あたりの米農家が 
 魚滓一俵を 米一俵と引き換えたそう・・・
 
 やがて 鯡は 獲れなくなり 木こりたちは 牛を飼い始めた・・・
 まともな道もない奥地から 牛乳を搬出するのが また一苦労であったと・・・
そんな 話しを 村の長老から 何度となく 聴かされた。
ブラジルに渡った 移民も 
蝦夷の地に 渡った移民も 
動機は まったく同じだったな~と あの頃に 思い、
どうせのことなら ブラジルがイイ、 と思った 私がいた・・・

 長男 拓朗が生まれた頃・・・ 後ろの プレハブが スイートホームでした。
その問寒別を 明日 訪れます。 
実に 33年ぶりのこと。

 昨年 計画したのだけど 葬儀にて 断念、 
 一緒に行くはずだった ハラちゃんこと 
 札幌の原田さんも この春 他界、
 そのお墓参りも兼ねてます。
宗谷本線 問寒別駅前
 どのように変わっているやら・・・

明朝、 始発の新幹線で 夕方には 問寒別に着ける、という スゴイ時代になりました。
かつては 丸2日は 要していたのに。
願わくば 朝まで 何事も起こらずに 無事出発できますよう・・・



 

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