桜の花が 散り始め カメラマンでにぎわった境内も 今は ガラ~ンとしています。
駐車場は 桜の花びらで埋め尽くされている・・・
桜吹雪を写真にしてみたい
と思ってはみたものの・・・
これがなかなかむずかしくて・・・
でも 積もる花びらを 美しいと 感じられるようになりました。
前は ただ 掃除が大変、という 存在でしかなかったので・・・
年をとるのも 悪くはない・・・
と
こんなとき 思います。
『サクラチル』 という電報を 受け取ったのは 18才の春のこと、
それが 志望校不合格を意味することを知るのに
大した時間も かからなかった・・・
その日だけ 少し落ち込んで、
翌日
「ヨシッ、北海道へ行って 牧場で働きながら 浪人生活だ!」
と ウキウキワクワクの 決断をしたのでした。
牧場の生活はきつくて 朝も早いし、夜の受験勉強など
まったくもって 不可能であったけど、
その後の 予想だにしなかった人生展開は
すべてこの 「サクラチル」から 始まったな~
と 改めて思いました。
*因みに 受験したのは 某大学、芸術学部 ・・・ ただのミーハー的発想の選択で、 ガラでもない、
まさかの不合格など 考えもしなかったけど 今じゃ よくぞ落としていただけた、 と感謝しているのです。
『散る桜 残る桜も 散る桜』 良寛和尚の 辞世の句として 有名ですが、 必ず散っていくから 美しいんですね。