山寺の
和尚さん日記

もったいない

人に物をあげることが とっても好き。
物に対して あまり執着がない、 整理をするということは 捨てる事、と思っていた 私。
その気持ちは 今も 変わりはないけれど 最近 「もったいない」 ということを 強く意識するようになりました。
 
節電を始めてからかもしれません。 人がいないところで 灯りが点いていると 他所の家でも 気になる。 
真っ暗な部屋で 待機電力のポツポツ とした 青や緑の光りが灯っていると 「もったいないな~」と消したくなります。

最近、レザープリンターが 不調で 20枚に一度くらいの割合で 黒い筋が入ります。
特に葉書などを印刷すると、その割合が増え、書き損じの枚数もバカになりません。 
メーカーに調べてもらったら、紙を送るところの部品に原因があるらしく 
部品をそっくり取り替えるしかない、その費用は 7万円。 
「エェ~ッ!」という私に 
「そこで ご提案なのですが~ いずれ ドラム(これも部品の名前で、7万円だとか)
なども 交換の時期に入りますし~ 
如何でしょうか、 
今なら 最新モデルが11万円と 大変お求め安くなっておりますが~」
 
結局、5年使ったレザープリンター、今も現役で使っている機械を 取り替えることになりました。 
「もったいないな~」と思います。 
誰か 欲しい方がいたら差し上げますので 使ってください。 
「Canon LBP5600」A3用紙 対応の機種です。




これまた 最近の話ですが シャワートイレが 機能しなくなり メーカーを呼んだら リモコンの本体側のセンサーが壊れているとのこと。 ただ、このトイレは10年を過ぎたので、部品は保管されてなく 本体一式を取り替えるしかない、とのこと。 
シンプルなモデルでも15万円、またまた「エェ~ッ!」です。 
同時期に設置された もう一台も まったく同じ故障で 仕方ない、一台だけ交換することにしました。 これは誰かに差し上げるという訳にはいきませんが、 小さな部品1個が無いために 本体一式を取り替える・・・
「もったいないな~」
 

 (記事とは関係ありませんが)
  竹 の成長過程です

「もったいない」は ポルトガル語では E um desperdicio と訳されるように思いますが、どちらかといえば 「無駄」 という意味で ちょっとニュアンスが 違う、日本語の 「もったいない」は なかなか 深~い 言葉だと思えます。 
環境分野で初のノーベル平和賞を受賞したケニア人女性、ワンガリー・マータイさんが2005年の来日の際に 感銘を受けたのが この「もったいない」 という日本語だったそう。
マータイさんは この美しい日本語を 環境を守る世界共通語 「MOTTAINAI」 として広めることを提唱しました。 
3・11を機会に 生き方を少し変える、 そのキーワードを 「もったいない」 に しようと思います。


         今朝の富士山です
*予定通り、 明朝4時に出発します。 帰りは 17日夜。 幸い、降雨確率も低く 休まず仕事ができそうです。 報告を楽しみにしてください。