山寺の
和尚さん日記

蕾ほころぶ

東日本大震災の 死者・行方不明者の合計が 2万5千人を超えました。
石巻市に住む 友人の 伯母さん。 若い頃、静岡から 彼の地に移り、海岸沿いの一戸建てに一人で暮らしていました。 報道された画像から見て 家が流出したことは 間違いないようですが、 いまだに連絡がとれず。 85歳、認知症 要介護1。  行方不明者の 数字に この方が含まれているのかさえ 不明、 こういうケースが 他にも いっぱいあるのでは と思います。 
さて、このところ 天候不順で もうじき4月だというのに とっても寒く、今も部屋の中で 厚手のジャンパーを着ています。
被災された方々のこと、先の見えない 原発事故のこと、気が重くなるばかり・・・
そんな中でも 桜のつぼみが チラホラと ほころんで 木 全体が 濃いピンク色に染まってきました。




興徳寺の桜は 富士宮市の 「桜の名所」にも指定されていて 3日に一度、市の観光協会から 開花状況の問い合わせの 電話が入ります。 
桜便り 興徳寺の開花状況 ; 「蕾ほころぶ」 
この時期の桜は どこか けなげで それでいて希望にあふれていて 胸がときめきます。 
もうひとつ とっても 暖かくなる ニュース。
私の師匠 金森了脩上人(かなもりりょうしゅうしょうにん)が 震災直後の14日、救援物資を積み込んだトラックを自ら運転して 被災地に届けて来たのですが、 22日夜、今度は何と トラックや大型ワゴン車 計12台(その内の1台は 帰りの燃料を積んだタンクローリー)でキャラバンを組んで 現地に出発しました。 
   
メンバーは 建築屋さん・解体屋さん・石材屋さん等々 いずれも屈強で 飾り気のない お兄さんたちで これまた とってもサワヤカ。

(メンバーの一部です)
交替で 夜通し走って 無事 援助物資を お渡しし、そのまま 富士宮に トンボ帰り、という ハードスケジュール。
見送りに行った我々にも 久々に 嬉しい思いを与えてもらいました。
なお、金森上人は 皆と別れて もっとも救援の手が遅れているといわれる 牡鹿半島まで、足を延ばし、支援物資を届けられました。   (金森上人です)


           我が師ながら 感動 ・ 感服!
               こういう お坊さんが いるということを 知って欲しい。


           興徳寺の桜は 下から順番に咲いていきます。 

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