山寺の
和尚さん日記

小諸なる古城のほとり

昨日までの 1泊2日、長野県 上田市~小諸に行ってきました。
バイクの免許を取って ちょうど2年、初めてのツーリングです。 前日まで ウキウキ・ドキドキ でしたが、スタートしてしまえば 快調そのもの。 秋の信濃路は 紅葉の真っ盛り、おまけに雲ひとつないドピーカン(意味分かるかな~?)、あまりの美しさに興奮して 絶叫しながら走っていました。
上田の友人の実家の お仏壇にて お経をあげさせていただき、その後 墓参。
永年の思いを やっと果たす事ができました。
友人は 石井さんというのですが 美容師でした。
単身ブラジルに渡り、苦労の末 美容院7店のオーナーに、
建築屋であった私は 彼の店舗のすべてを施工させてもらいました。
私のことをよく理解してくれた かけがえのない友でありました。
さて、ここまで来たので これまた 永年の夢であった 小諸へ・・・
高校1年、現代国語の教科書の最初のページが 島崎藤村の『千曲川旅情のうた』でした。
「小諸なる古城のほとり雲白く 遊子悲しむ・・・」で始まるこの詩を そらんじ、折にふれては思い出し、いつかは 小諸に行って千曲川を見たい、と思っていました。
それで 藤村が宿泊したといわれる 旅館『中棚荘』を予約し、まずは 古城=小諸城址に行ってみました。 今は「懐古園」という 公園になっています。
ここも 紅葉の真っ盛り!

顔が 赤く染まりそうです。





茶店で 一休み。
『中棚荘』の玄関。 左側は 藤村の時代のもの、出入りはしていないが 今もそのまま保存されている。
右は今の玄関。
 

お風呂もとってもよかった。 
脱衣場が畳。
その向こうに リンゴの浮いている お風呂。
宿の スタッフ全員が とっても感じがよくって、
料理もうまいし
おススメの宿です。


 
 
そして 憧れの「千曲川」 と 出会った。
ムカシのままの川、というイメージ。
藤村が 見た川も このままのものだっただろうか?
何だか とても懐かしく、しみじみと感動しました。



もうひとつ、「千曲川」で忘れられないのは、高校3年の時観た『千曲川絶唱』という映画。
当時 清純女優だった 星百合子の初ヌードシーンが見られるという、いささか不純な動機だったが、白血病で死んでゆく 主人公の 暴れん坊のダンプ運転手、北大路欣也の最後の願い、星百合子 演じる恋人の看護婦に「ナミちゃん、君を見たいんだ・・・」 すべてを悟った ナミちゃんが、サラリと白衣を脱ぐ・・・ 逆光、カーテンの向こうで シルエットのみ・・・(思わずため息・・あ~ッ) 
「きれいだよ、ナミちゃん、 南の海で見た 人魚みたいだ・・・」(またまた ため息・・う~ンッ) 
遺言で ナミちゃんが 遺骨を千曲川に 流すシーンで the end でした。
40年以上前に、1度だけ観た映画なのに 今だにくっきりと思い出します(白黒映画でした)。



     信濃路は どこまで行っても どこまで行っても 里山全体が紅葉している。 
     何気ない風景の どこそこ美しい。 それだけで感動します。
     ミキオちゃんが 夢中になるのも 良く分かる。
明日は お会式です。 
準備は 万端! ・・・だと思う。

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