山寺の
和尚さん日記

いくつになっても ほめられるのは嬉しい

毎週 月曜日は書道教室の日。 ここのところ行事が重なり欠席していましたが 今日は行って来ました。
6年前、私が坊さんになると決めた時、お経を読むとか所作・振舞いなどは 努力で何とかなるだろう、と思いました。  しかし、努力でどうにもならないような、とっても不安だったことが2つあります。
そのひとつは 正座。 学生時代、「反省!」と称して コンクリートの床の上に 延々と正座させられた・・・ あの忌まわしい記憶を最後として、30年以上 正座をしたことがない。 もうひとつが 毛筆。 生まれ持っての悪筆で、これも 小学校時代 屈辱的体験(?)をしてから 2度と筆など持たない、と決めていた・・・(屈辱的体験はあまりにも ばかばかしくて ほろ悲しく とても語る事ができない・・・) 
さて、正座は ともかくとして、毛筆の字のほうは、最初は近所のお坊さんに頼んでいたけれども、いつまでも そういう訳にもゆかず、町の書道教室に入校したのが5年前のことです。 生徒さんは 女の人ばかりで、1年間は まるで 針の筵の 心境でしたが・・・
先生が とてもやさしい方で 1週間書き溜めてきたものを おそるおそる差し出すと 朱筆を持って「ここのところは もうちょっと力を抜いて~ 横の線は、すっと延ばす・・・」などと添削をしてくれます。でも必ず「あ~らッ、ここの線はいいわね~」などと 少々大げさにほめてくれて 朱筆をくるくる回して、ハナマルをくれるのです。 それが 照れくさくもあるし、そんなこともないなァ~とも思うけれども何とも嬉しい。 考えてみれば 小さい頃から あまりほめられたことはなかったのです。

                           「書道教室」

西嶋恵舟先生。 「毎日書道展」の審査員。 「書」に賭ける情熱と、今なお 研鑽し続けるその姿が とってもスバラシイ

そして いくつになっても ほめられるってことは 嬉しい・・・
かつて 女房に ほめられたくて ただそれだけで がんばってた 私・・・
   今は ほとけさまに ほめられたい と 思う・・・

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